最終戦でも選べる人生 #指す将順位戦9th A級2組vsイカロスさん戦を前に

最終戦は本日(11/2) 21:00から

 いろいろとあったけれども、本期もこの日を迎えることができてとてもよかった。いかにして予定をやりくりして対局をするかという、対局をねじこむかという、そんな日々から、時間を作り出すことの意味と可能性を感じている。自身の仕事に流される日々が続いて何年になったかは数えるのをやめた。自身の棋力は客観的に評価できるものさしはないので、棋力の向上のために将棋を指しているかはわからない。むしろ棋力向上のためには将棋は指していない。将棋はとにかく可能性の塊である。自身を振り飛車党や居飛車党の言葉でしばることができない、ということを確認するための手段であるし、勝ったから振り飛車党であるとか、負けたから居飛車党であるとか、そういうわけではない。自身が強く思うことでなんでもなれる。将棋1ゲーム内の目標はもちろん勝ち負けである。そういう観点では武器は何個あってもいいし、何を指してもいい、その中で、勝つかどうかを考えたときに党を自称するのである、それを自身の売りにして、自分自身というキャラメイキングをするのである。自身の売りにすると同時に相手に勝つという武器の1つにすることもできる。将棋は基本的に対局直後はイーブンである。であるので今でも勝つも負けるも五分五分であるし、誰にだって勝てる時があることを強く信じている。

さて、お相手のイカロスさんは、私から見てA級の番人である。

 バランスの取れた陣形を好む振り飛車党で、自身の陣形に隙をなくした状態で大ゴマ交換を目指す。今期、私は居飛車を多用しているので、前回と同様の形になるだろうので、それに対抗する僕が考えた最強の手段を試してみたい。こうやって書いておけば相居飛車にならないはずである。悔いの残らないように仕事はとりあえず終わらせたい。(了)

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