指す将順位戦5thA級2組⑦vs たそがれジャムさん戦
みなさま、お疲れ様です。さて、お相手は強豪のたそがれジャムさんです。ジャムさんは古くから指す将順位戦に参加されており、本格的な居飛車党という感覚で記憶しております。
こういう強い人と戦えるのがアド、指す将順位戦。現在でもリアルでの対局を引き続き行っておるそうで、真摯な姿勢がうかがえます。
さていきなり対局を振り返っていきますが、こちらの後手で上図は羽生式袖飛車でウォーズのエフェクトが出てくる形。むしろ羽生式袖飛車の本が出たら10冊買って布教しますよ、というわけで、実際にどのような形になるのかわからないまま未だに指しております。
先手の飛車を引く場所がどこになるかでわかれますが、浮き飛車の形にするか、深く引くかの2択ですね。浮いてくれていれば、こちらとしては角側の桂馬を跳ねて飛車をぶつけていくことを狙いたいので、相手の王様としては壁を作ってほしいと念じている局面です。
というわけで、もちろんしっかりと考えてくるジャムさんは壁系を何とか解消するために銀をこちらに使う。最終的に雁木に向かえば角を引いて5六歩をつけば先手も万全である。なるほどなあ。
こうなってくるとね、さすがに飛車回った後に4六角をけん制する手がないので、回った飛車は戻ってくることはなかなか帰ってこない。桂馬を跳ねてみて、そしてこれ。
普通にとって、3四飛車と回った手が銀に当たるので、こまかくとりあえずポイントを稼ぎに来られようとしている気分。ただ、この場合はこちらも角でけん制できる。
23歩成り26角はさすがに。ただ、攻撃的ならばあるかもしれないが、なかなかである。穏便に引けばよろしい。
おちついて82飛車からじっくりと飛車先の歩をついていくこともあろうかという話である。局面は落ち着いているからのう。
本譜はやんちゃに。この歩は取らせておいて…
ドヤ顔でしたが、あまり響かなかった。そういうわけでさらなる良さを目指して。
相手は居玉なので猛然と襲い掛かりたいという方針。ただ、そうね、飛車の位置がね。その後角も飛び出したのだが…
当たっていたはずの銀をひらりとひかれてこれは感触よろしくない。ちょっとこの後の流れはこらえがきかず。
100手目で投了と相成りました。
途中の組み立てでおちついてじりじり袖飛車にこだわることなくトランスフォームできるようにならないといけない、という結論ですかねえ。なかなか道は険しい。
この時点で2-5となり、降級も見えてきている。