指す将順位戦5thA級2組⑩vs あすたさん戦
みなさま、こんにちは、駄文長文なんでもござれの時間です。
さてですね、あすたさん戦はエモいんです。
前期、あすたさんとは同時期に昇級したのですが、その時の対局ではなぜかこちらが勝ちを収めていて、それで2位3位と順位が分かれたわけなのですが、今期は昇級者での光と闇のように、成績に現れております。かたや断然トップの昇級候補者と、かたや底辺さまよう降級候補者で、この10戦目という結構熱い状態で、どちらもある意味一勝ほしいところで一番当たりたくないところに当たってしまったな、という感触があります。袖飛車を志したのも、あすたさんが三間飛車やってくるならば、一番戦型が固定されやすく、こちらとしても研究将棋のあすたさんに経験値で挑もうと一人勝手に盛り上がっておりました。闇の言葉を借りるならば、あなたは昇級するけれど、またも私にやぶれるのね、とか、光の言葉を想像するには、前回は負けたけれども、二度も同じようにさせるものか、とかね。
ただ、戦型は固まっているのですが、勝ち方としては、正直に本心を言いますと、以前勝ちを拾った対局のように、あすたさんが無理に攻めてきて、ぎりぎりこちらが相手の詰み筋を見つける、というくらいしか望みはありません。レーティング2000台にどうやって勝てというのですか。まったくもう、ぷんぷん。
話はそれましたが、気を取り直していきたいと思います。
いままでのこのnoteをご覧くださったみなさま方には驚かれる方もおりますでしょうが、なんとヤギは穴熊に囲っております。
これはひとえに、相手のミスを誘うという方針のもと、相手の手に合わせて自身をなくす戦法で、自称モラトリアム戦法と呼んでおります。袖飛車のそもそもの主眼となることは、攻めないことだとも思っております(まじか)そして隙があった際にとりあえず仕掛ける状態にしておく、ということです。
穴熊の7八金がういているのはこちらの含み。端角はいつでも7九金を切りに来ますゆえ。6三銀と上がられたら、こちらはどうも攻めていくしかないのです(辛抱きかない)固められることに恐怖心を持っております。
こちらとしてはですね、手の流れでこうはなっていますが、無意識では、これはやばいと思っています。なんとなく良さそうだと思って指し進めていると、有段相手にはひっくり返されます。そして私はこのあとの進め方に問題があります。負けていそうだったらば、こちらも指し手が鋭敏になりますが…。
これでいけると思っていたそうです(記憶では)なるほどなあ。
この桂馬がお手本のような形で。これに構わないといけないとなると結構ですねえ。
端に味をつけられてから、飛車の活用ということで、成銀取りに浮いた飛車。一段目に行くのは働きが窓際くらいなので、最後の花道で成銀を引きます。取ると飛車なるぞ、の手。飛車は鳴らしてもらいましたが…。
露骨に来て、本譜は同龍とやってしまいましたが、可能であれば、5二飛車と交換して先手を取るべきでした。悔やまれる一着。
最後の何かあったかもしれないという局面。よくわかっておりません。
きれいだろ?これ、即詰みなんだぜ?
途中は堅さに頼ってなんとか、と思っていたけれども、その後がいただけなかった。見事に一勝返されてしまった。次会うときはもう勝てないんだろうなと。そして星取りは3-7になり、最終戦にすべてが乗っかってくる形となりました。