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永遠なるもの

『全ての人に足りないのは、ほんの少しの博愛なる気持ちなんじゃないかなぁ…』

これは、1997年リリースの中村一義の1stアルバムのラストに収録されている大名曲「永遠なるもの」の最後のフレーズです。僕はこのアルバムが大好きで、もうかれこれ25年以上聴き続けています。

歌詞に出てくる「博愛」という言葉…博愛主義とは、人は誰でも平等に分け隔てなく互いに協力し合うべきだとする立場や考え方。
僕が会社で首尾一貫して社員に訴えているのは、もしかしたら博愛主義そのものであり、中村一義の歌詞にある『全ての人に足りないのは、ほんの少しの博愛なる気持ちなんじゃないかなぁ…』ということなのかもしれないなぁと思いました。

博愛を綺麗事だと切り捨てるのは簡単です。相手の出方や態度によっては、実際なかなか博愛になれないこともあります。ただ、歌詞にあるように「ほんの少し」でいいんです。いつもいつも全ての社員に、いつ何時も聖人君子でいてほしいわけではないのです。どんなに納得のいかない目にあっても、ほんの少しだけ相手の立場も考えてみて、まぁそういうこともあるかもなぁ…と優しい気持ちを持つ事が大切だと思うんです、お互いに。人はこれを「お人好し」というのかな?

だけど、そういう柔らかい感性を持ちつつ、イイものを作る為に遠慮のない尖った議論を展開するのがイイんじゃないかなぁ…。そして会議室を出たら、さわやかに博愛の気持ちを持つんですよ。どうでしょうかね?

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