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ジェニーでハイな訳アリバンド。

さて、今回は、ジェニーハイの、メンバーについて書こうと思う。

小籔さん、くっきー!さん、中嶋イッキュウさんは、何の問題もない。
あとの2人が、訳アリなのである。

まず、ピアニストの新垣さん。

自称、耳が聞こえない作曲家の、
ゴーストライターをしていた。

数回前の冬季オリンピックで、
フィギュアスケートの選手が、その
自称、耳が聞こえない作曲家の曲を
使うことになり、これでは、全世界に
嘘をつくことになる、と、記者会見を開き、
自分がゴーストライターだと告白した。

代表作『HIROSHIMA』も、新垣さんが
作った曲である。

そのフィギュアスケートの選手は、
『誰が作っても、良い曲であることに変わりはない。この曲を使う』と表明し、見事に
滑り切った。

その、自称、耳の聞こえない作曲家は、
本当は聞こえていることが判明した上、
ゴーストライター、新垣さんの存在を認めた。

それからの彼の動向を知る者は少ない。

ゴーストライターを辞めた新垣さんは、
自身の名前で作品を発表するようになり、
縁あって、ジェニーハイのメンバーになった。

さて、もう1人。川谷絵音さんだ。
川谷さんといえば、バラエティタレントとの
不倫旅行が発覚し、
『ゲス不倫』として、随分と騒がれた。

所属するバンド、ゲスの極み乙女。が、
かなり人気のある時だったこと、
お相手とのLINEのやりとりが漏れてしまったこともあり、川谷=不倫、のイメージが
強く残った。

少し話は逸れるが、
私は声優・歌手の、坂本真綾さんが好きだ。

その坂本さんのアルバムに、川谷さんが参加したことがあるのだが(『今日だけの音楽』)、
正直、坂本さんも人を選べばいいのに、
と思った。

10数年後、その川谷さんが参加する、
ジェニーハイを好きになるとも知らずに。

ジェニーハイの凄いところは、
このマイナス面を、堂々と表に出すことだ。

ガッキーも忙しいけどゴーストライター!
もう一回ゴーストライター!
ゴーストバスターみたいにゴーストライター
最後にみんなでゴーストライター!
今は違うけど

『ジェニーハイラプソディー』

新垣です イッキュウです くっきーです
小籔です 問題ありの川谷です
音楽取ったら ゲス

『ジェニーハイボックス』


この、一歩間違えば、不謹慎と取られかねない歌詞。

それを、サラッとやるから、憎い。

元々、ジェニーとは、フランス語で『天才、才能ある』、英語のgeniusと同義語。

これだけ才能あるミュージシャンが、
5人も揃ったら、ジェニーでしょ、という
ところから始まった。

そして、そのバンド名の通り、数々の良作を作ってきた。

特に、1stアルバムの最後を飾る、
『まるで幸せ』は、ぜひ、結婚式に使って欲しい、プロポーズの曲だ。

人生で一回きりの、勝ち戦。

プロポーズをこう表現する、川谷さんは、
ジェニーなミュージシャンなのだろう。

勿論、中嶋イッキュウさんの歌唱力があっての、完成度なのだが、題材がヘチマだの、
お弁当の歌に乗せてだの、散々音楽で遊び尽くした後の、この曲。

たまには、ストレートで、何の問題もない、
幸せな曲も悪くない。

もう、ゴーストライターでも、不倫男でも
ないのだから。

『ジェニーハイラプソディー』
『ジェニーハイボックス』
作詞作曲:川谷絵音

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