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サムライソウル〜俺は侍や。
私の勝負曲、2曲目は、
ウルフルズの
『サムライソウル』
だ。
この曲は、素人が歌うには、
かなり難しい。
メロディーは、サビだけで、
あとは、話すように歌われる。
この曲、こんな歌詞で始まる。
見たまんまの いかにも適当な
ふざけた男と思ってたんやろ
熱しやすく落ち込みやすい
俺を見つめて お前は笑う
恋人に語りかけるような、そんな調子だ。
しかし、曲が進むにつれて、
それは、恋人への告白に変わる。
あのな 男っていうのはな
侍なんちゃうのん
戦ったり 凄そうなこと企んだりして
そして お前を幸せにしたるっちゅうくらいの
気合いを
集中するっちゅうの 注入するっちゅうの
俺は 侍なんじゃのん
ここまで言われたら、恋人も嬉しいだろう。
そして、聞いている者にも、
エネルギーを与える。
男性に限らず、女性も、
侍のような心で生きたい、と、思わせる。
私は、そう思った。
侍のように、潔く生きたい。
この曲は、落ち込んでいる時に聞く。
そして、もう一度、立ち上がる。
そうだ、侍のように、と。
また、1人で初めての場所に行く、
などの、小さな不安にも、勇気をくれる。
へなちょこでも 気分は侍や
そういう俺が 俺は好きや
自分が好き、と、言い切れる人が、
どれくらいいるだろうか。
私は、自分を嫌いではない。
子供の頃、
自分を見てくれている人は、
案外少ない。
だから、自分くらいは、
自分を好きでいなさい。
という言葉と出会ったからだ。
しかし、好きと言い切れるほどでもない。
だから、この部分を聞いて、ハッとした。
好き、と、言い切れるようになりたい。
侍のような、潔さで。
『サムライソウル』
詞・曲:トータス松本