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ちょうどいい人

美容院、床屋、マッサージ院、病院、ネイルサロン、まつ毛サロン、脱毛サロン、エステサロン、パーソナルトレーニング、カウンターバー、タクシー、などなど。敬称略。
1対1になりやすい場所。

「ちょうどいい人」って、いませんか?

まず、専門技術は必要。
それをしに、利用しに行ってる訳だから。
下手だけどこの人を支えたい、
伸ばしてあげたい場合除く。

趣味が合ったり愛嬌が有ったりして盛り上がれる人、
察して、時には放っておいてくれる人。
自分にとって、見かけや声の良い人。

または、これといって特に……なのに、むしろ難がないわけでもないのに、
結果、悪くない人。

今日気に入ったというより気になったのは、
マッサージ院の、
筋肉の名前をめちゃくちゃ説明する人。
自信家系。成果は出してくれそう。
でなきゃ台無し。

昔好きな人と夜乗ったタクシーで、
へり下りながら、ひたすら地域の道を説明し続けるドライバーさんに当たった。
私と連れは苦痛でもなくニコニコ付き合った。
「お詳しいんですね」
今も語り草な出来事である。
あの時連れが苛ついたら、
それも間違ってはないんだけれど、
結婚はしてないかもしれない。

タクシー運転手さんとはあれきりだが、
今日の自信家マッサージ師さん、
また行ってみるか。

すごく一生懸命だったから。
「遠くへ越した患者さんが、
今日、わざわざ来てくれるんだ」
と、すごく嬉しそうだったから。

ワタシ、喋らなくていいしね!

最近、「ちょうどいい」マッサージさんジプシーだったのだ。

過剰や不足が「ちょうどいい」ことがある。
メインディッシュより、
スープが最高潮だったりする。

みんな誰かの子ども。
私達夫婦に子どもはいないけど、
教師同業の職場結婚、
ふっと、教え子みたいに思う時がある。
おこがましくも、年上の方さえも。

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