村野ちづ 学校エッセイ作家 元長年教師

ちよだ文学賞最終候補作『その坂道を』が10/28書籍化 1995〜2020国語教員 以降 執筆 教師・生徒時代を綴った学校エッセイ集1巻 『school days with you』 2巻『黒板の上の時計』発売中‼️ 小説同人誌『閑話食堂』参加。#4コマ部製作委員会

村野ちづ 学校エッセイ作家 元長年教師

ちよだ文学賞最終候補作『その坂道を』が10/28書籍化 1995〜2020国語教員 以降 執筆 教師・生徒時代を綴った学校エッセイ集1巻 『school days with you』 2巻『黒板の上の時計』発売中‼️ 小説同人誌『閑話食堂』参加。#4コマ部製作委員会

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文学賞選考に引っかかった秘訣 ちよだ文学賞体験記など

3年書いて初めて文学賞選考に引っかかった私、その足跡を書いてみたいと思います。参考にしていただけるかどうかはわかりませんが、ご興味があれば是非。  26年間国語の教師をして、3年半前にメンタルの病を得て辞めました。状態がある程度安定してから書き始めました。3年ほど前のことです。  これまでに書いたのは、自費出版のエッセイ集が2冊(教師だった頃、生徒だった頃に見た学校の情景を描きました)と、小説を、長短取りまぜて10本ほど。小説10本は全部、何かしらの文学賞に出しました。字数な

    • ちよだ文学賞最終候補として拙作掲載

      角田光代さん、唯川恵さん、逢坂剛さんから丁寧なご講評をいただき胸が一杯です。 今夜はよい夢が見られそう🥰 精進します‼️ 村野ちづ『その坂道を』

      • 拙作掲載 ちよだ文学賞作品集発売‼️

        明日発売です! 買える場所が限定されているので、 千代田区役所 文化振興課に電話しての取り寄せが一番現実的です💦 私は恩師などに40冊、自腹で買います。 村野ちづ『その坂道を』 修学旅行をサボって家にいる中3の潤と、 55歳の祖母奈美子との交流の物語。 立ち現れるのは、潤の悩みと秘密、奈美子の人生の跡🥿 東京都千代田区区役所 文化振興課連絡先などは下記リンクへGOです🔗☟ 無理に買わなくていいです! 自分にとっては大きなことなので言いたかった‼️

        • キングオブコント2024 私見

          私は『叫ばない』『汚いもの(🚽)が出てこない』『セットに頼りすぎない』コントが好き。 だから、一回目では、ロングコートダディさんとファイヤーサンダーさんが好きでした。 ロングコートダディさんは、花屋さんとお客さんという平凡な設定での会話劇。 ファイヤーサンダーさんは、毒舌ロケが現実とリンクするという発想(もの書きとしてジェラシー)。 決勝。 ラブレターズさんは、キャラは良かったけど、一回目のどんぐりの方が私は好きです。 ロングコートダディさん。ベテランの貫禄。 も

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        文学賞選考に引っかかった秘訣 ちよだ文学賞体験記など

          ちよだ文学賞に爪痕 私の名が載った‼️ 見てね

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          3週間で3小説書いた話 〜坊ちゃん文学賞〜

          アイデアが浮かんでは書き始めても乗らなくて、中編や長編が全然書けない。 そんな中、先月後半、急に、ショートショートを3本書いた。 猛然と。 4,000字×3作品。 書ける時は、最後まですぐ書ける。 その後、めちゃくちゃ練り直す。 3作目は、締切日含む3日間で書いた。 思いついちゃったから。 賞の趣旨に合わないものも出した気がするが。 宛先が渋谷なのがリアルだった。 渋谷でふるいにかけられて、残ったものだけ愛媛で審査されるんじゃないかな。推測。 応募を追跡付き郵送にする

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          文学賞選考に初めて引っかかった話 〜ちよだ文学賞さん有難う〜

          第19回ちよだ文学賞にて、拙作『その坂道を』が、大賞の最終候補作に選ばれました❗️ 10/28発売の冊子に拙作が掲載されるので、またお知らせさせてください📢 主人公は、O女子校に通う中3の潤。 両親が仕事で海外に行っている間、潤は55歳の祖母の奈美子(同じO女子校出身)と暮らす。 その期間に始まった修学旅行を、潤はサボる。 奈美子は、それを咎めない。 潤は多くを語らないが、2人の交流が深まるにつれ、奈美子の思い出や生き方が紐解かれていき…… そんな話です😊 自ら読み返し

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          同人誌初体験

          同人誌「閑話食堂」に、『カレーとコーヒー』という小説で参加いたしました。 主人公は40代女。 出世順調な夫 妙に勉強のできる娘 を持ち、不得手な家事をなんとかやりながら、ハケン社員をしている。 男は家事がうまいと褒められる。 女は、やって当たり前。 下手だとちょっと笑われて、 『やりません』と言うと少し引かれる。 なんかおかしくない❓ 私がいないと生活は回らないはずなのに、認めてもらってる感はない。 そんな私にだって悩みはあるし、過去に恋もし、若気の至りもあった。回想

          505号室からの展望  空色杯応募作品

          「私はいま、事件の現場に来ています」  まどろみから目覚め、ダブルベッドの枕元に半開きになっているノートパソコンを上まで開ける。何も打たれていない白い画面が立ち上がる。  なぜ幸せで、凡庸なのだろう。  恵まれて育ち、優しい夫を得て、中の上程度の暮らしをしている。容姿も自分調べではそのレベルだ。  友も穏やかで犬も懐き、周りには想定内の事件しか起きない。  悩みは一つだけ。文才がないことだ。太宰や梶井みたいに破れかぶれで、賢治みたいに純な文章が書きたいのに。  箔をつけよう。

          505号室からの展望  空色杯応募作品

          あの選択をしたお前に悔いはないか

          ⭐️はじめに⭐️ 『やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい』 あの言葉は真実だろうか。 50歳になって今さらそう考える。 40代で、『選ばない方が良かった気がする』ことを2つも選んだからだ。 ①歯の矯正 小さい頃ヤブ医者にかかり、矯正をしたのに、歯列が乱れてきていた。 経験した方は分かると思うが、ワイヤーやゴムで押し引きして歯を動かすので、調整して暫くはジンジン痛い。柔らかい物しか食えない。傷が口内炎になる。それを数週おきに繰り返す。 歯磨きも大変だ。 矯正器具が長期

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          バズらナイトイヤー🔫🥔

          「TwitterとかインスタとかYouTubeとかで、バズるといいんだよ」 本を出版する時、教え子の1人が私にそう教えた。 バズらせ方を聞くと、「うーん、いろいろ、やってみな」とのこと。 バズらないと嫌なのに、 バズらないとyear、 はや折り返し。

          職場 それは甘い響き

          26年間教師として働き、 32歳までは運動部顧問をしていた。 若いとはいえそんなに強くない心身は多忙すぎて、 インフルエンザ、血尿、十二指腸潰瘍も帯状疱疹も経験した。ノロはまだである。 その後も悩む(古語の「なやむ」は、病むことも指します)こと多く、 教師を辞めて、本を書いたりして2年ほど療養した。 久しぶりにちょっと「社会」に出てみたくなった。 そんな時期に、母校の関係で週1、2回、事務のお手伝いをする機会を得た。 謝礼は多少出る。 一緒に働き仕事を教えてくれるのが、時期

          紳士とステッキ

          ある夕方、私はある駅のタクシー乗り場で並んでいた。 既に順番の回っていた、ステッキをついた初老の紳士が、荷物も持って少しずつ進み、乗車しようとしていた。 私の体が珍しくすばやく反応してタクシーに駆け寄り、 「大丈夫ですか何か持ちましょうか?」 という言葉が口を衝いた。 彼が清潔でお洒落で、感じのいい紳士だったからもしれない。 タクシー乗り場は高級住宅街の地域にあった。 私が声をかけたら、紳士は嬉しそうに、 「大丈夫です、ありがとう」 と言ってくれた。 そしてゆっくりと、

          ディープな、いや、スイートなインパクト❓

          Twitterで読書垢を作り、 本好きの方々との交流を愉しんでいる。 発信する時は、 「ネタバレなく、コンパクトにうまく紹介する」 みたいなことを目指してきた。 先日、同じ日に2冊の読了ツイートをした。 ①久々にすっっごく気に入った短編小説集 ②楽しめたミステリー だけど②への反応数の方が多かった(し、私のツイートにいいねがこんなにつくのは久々)。 ②のツイートは、冒頭文にインパクトがあったと分析。 嗚呼、今までの、感想も交えた丁寧なあらすじ文よ。 冒頭が、タイ

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          きのうのわんこ 〜ツボな犬動画〜

          タイトルに『犬』があると読んでもらいやすいみたいです。 私だって街に出て犬がいると目がいきますもんね。 以前、 『村野(仮名)さんって犬に手を振るよね』 と同期に何回か言われました。 変かな? 中森明菜さんの歌にこんな内容の歌詞がある。 『誘惑し慣れ、目移りする男達から手を振られる。 白いヨットの上の美少年には、思わずつられて手を振ってしまった。』 明菜さんみたいな女性がシーサイドを歩くと、 ホテルの窓にも声をかけるような危険な男達が、 サインを送ってくるらしい。 しょう

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          受けとる 〜私が本を読む理由〜

          母校創立周年記念誌を買い、 割と真面目に読んだ。 講演録や礼拝の説教録も掲載されている。 私は承認欲求が強く、 目立ちたがる方だ。 半分まぐれで入って出た『いい学校』といえる母校で、 講演に招かれ、 全生徒、全教職員の前で話すなんて、 栄誉だよなぁ。 そう思う。 では私は何者なのか? 数年前までは一介の国語教師だった。 万年ヒラ担任で管理職でもなんでもない。 今は、2冊の自費出版を経て文学賞に応募を続けている自称物書きだ。 同じ学校の卒業生にはプロ作家が何人もいる。

          受けとる 〜私が本を読む理由〜