Road to ポルノグラフィティ 〜私の音楽遍歴④騒々しい日のはじまり〜
ポルノグラフィティへの長く永い旅路のゴール、そして騒々しい日のはじまりを記していこうと思います。
かれこれ24年前の事なので記憶が曖昧ではありますが、2000年6月にミュージック・アワーがリリースされた翌月、私はTSUTAYAだったかポパイだったかのレンタルショップへCDシングルを借りに行くんです。
別にオリコンチャートを追っていたわけではないのになんでだろうと今でも思います。ドライブに行く予定で誰かに頼まれてヒットチャートのMDを作ったのかな?そういう音楽の聴き方はあまりしていなかったので本当に謎です。
そのヒットチャートMDにはミュージック・アワーの他に確か嵐の台風ジェネレーションなども入れた気がします。とにかくシングルコーナーにあるもの片っ端から借りたんです。
ちなみに、今ならサブスクのおすすめプレイリストをBluetoothで流しておけばいいだけの工程を、当時はわざわざ何枚もレンタルして一枚一枚ダビングしていたと思うと、今より不便だけど音楽への向き合い方は真摯で丁寧だったなと思います。
話がそれました。もちろんポルノグラフィティの事は知っていました。3人とも因島出身で、面白い特徴のある声のバンド。バンドだけどドラムはいないらしい、という程度。因島出身だけどビジュアルは3人とも悪くないね、と広島市民の都会マウントをかます私。
ポカリスウェットのCMでもキャッチーなサビは聴いていたので夏のドライブにぴったりと思っていました。そして歌詞カードを読みながら聴いてみたところ。
R.N.「恋するウサギ」ちゃん
え?この人たちロックバンドだよね?ウサギちゃん???何それ可愛いと気になり始めました。ふと歌詞の作者に目をやると「ハルイチ」と。これってギターのお兄さんじゃん。そんな可愛い感じのルックスじゃないけど。イケメンだけど。あれ、タイプかもしれない。
※ファンになってから内面が可愛い人だということが判明しました
それからカップリングの曲も聴きました。Primeはホーンセクションがカッコいいロックな曲で好みだし、何より3曲目に入ってるCentury Lovers(LIVE!)、なんなんコレ?なんでこのボーカルの人怒ってるの?体育の先生なん?ビンタ?めちゃくちゃ面白い。やばい。
そうなるともう止まらない。過去のリリース作品を全て購入。全てといってもまだデビュー1年目の彼ら。ラインナップはアポロ、ヒトリノ夜、ロマンチスト・エゴイスト、ミュージック・アワー、そしてまだ販売していたインディーズの頃のポルノグラフィティ VS リンカーンくらいです。
仕事から帰ってきては毎日歌詞カードを眺めながら聴き込みました。アルバムの曲のカラフルさにどハマり。何回聴いたかわからない。Jazz upの冒頭のゴニョゴニョ、なんて言っているのか聴き取りたくて何度も何度も何度も聴いた。
そして当時はダイヤルアップ回線で、今みたいにこんなに速度が速くなかったインターネットをイライラしながら開いて公式サイトや晴一さんの個人HPであるPg'z、そしてファンサイトなどを巡回しはじめます。
特に晴一さんのHPにあるダイアリーはとても面白くて引き込まれました。こんな可愛らしいお茶目な日記を、あのリーゼントのお兄さんが書いてるんだ、と思うと当時はまだそんな言葉があったのかどうか思い出せませんがギャップ萌えしていました。
※お兄さんを連呼していますが私は一つしか年は違いません。完全に同世代です。当時のハルイチさんごめんなさい
そしてホールツアーが9月にあるらしいという事を知ります。ライブということはあのカップリングに入っているセンラバみたいに、私もアキヒトに怒ってもらえる?と。それは絶対行かなきゃ!と思いますが多分すでに売り切れていたと思います。人生で初めてファンクラブというものに加入したもののチケットはありません。
でも当時のインターネット掲示板を回って知り合いになった方に広島公演のチケットを譲ってもらったんです。そういえばこの方は確か因島の餅つき大会にも誘ってくれたんですよね。Yちゃん、今どうしてるのかな。
そしてとうとうD4-33-4ツアー広島公演。その日から一生抜け出せない沼、というものに深くハマりました。趣味という趣味もなく、仕事もプライベートも停滞していた私が導かれるように出会ったのがポルノグラフィティ。
そこからは自分もファンサイトを作ったりと新しいことにチャレンジしたり、オフ会で色んな人に出会ったり。おかげで大切な友人にも出会えることになります。
そして今年になりワズビル以降、Xでも少しずつフォロワーさんが増えてきてラバッパー25年目にしてまた新たな人との出会いが生まれていて。モノクロだった私の人生はポルノさんのおかげで色とりどりに彩られています。現在進行形で。
ライブについてはまたいづれ別の記事で。書ききれないくらいのたくさんの思い出がありますから。
そして、ポルノグラフィティに出会って音楽の楽しさを中学生ぶりに味わえたおかげと、転職先の同僚たちが何故かオルタナ畑の人ばかりだった事もあり2001年以降はポルノ以外の音楽沼にもハマっていきます。それもまたの機会に色々記していこうと思います。
おわり。
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