梅香る南関東をゆく:亀戸天神社

画像1 今回は梅の花を観に、南関東の梅の名所とされるところを巡ってゆきます。しばし、私と梅見散歩を楽しみましょう!
画像2 最初に訪れたのはここ、東京都は江東区の亀戸天神社。藤棚で有名な所ですけど、天神社なので当然ながら梅も見事です!
画像3 梅、いいですよね
画像4 私はお花ならなんでも好きです。それぞれに特色があって、どれが一番とは決められませんけれど……
画像5 季節ごとのリレー選手に例えるなら、1月下旬〜3月上旬までを担当して走るのは、やはり梅が有力候補だと思います。
画像6 桜のようにわっと咲いて一気に満開になる華やかさとは違い、
画像7 丸くてかわいらしいつぼみから少しずつ開花して、長い期間、楽しめるということと、
画像8 いろいろな種類があって、違いを楽しめるということと、
画像9 なんと言っても香りがいいこととが、梅の魅力だと思います。
画像10 あと、実がなるのもいい
画像11 うーん、ふんわりと降りそそぐこの香りをお届けできないのがざんねん!
画像12 一本の木から白梅紅梅が咲くのはなんでなのでしょうねえ(人*´∀`)。*゚+
画像13 亀戸天神社はガチの太鼓橋を渡ることができるので、じゅうぶん注意してくださいね(ㆁωㆁ)
画像14 5歳のころの菅公!( ╹▽╹ )
画像15 そして牛ʘ‿ʘ
画像16 なぜ5歳というピンポイントな年齢の像が置いてあるかというと……
画像17 菅原道真公は5歳の時に庭の紅梅を見て「美しや 紅の色なる 梅の花 あこが顔にも つけたくぞある」という和歌を詠んだという故事にちなんでいるとのことなんですね。スーパー5歳児だな!(・∀・)
画像18 では、牛はなぜ道真公と関連しているのか……
画像19 これは、丑年の生まれだからとか、お亡くなりになった日が丑の日だったからとか、刺客に襲われた道真公を白牛が守ったからだとか、道真公の遺体を運んでいた牛がうずくまって動かなくなった所を墓所としたからだとか、いろんな説があるみたいですね
画像20 そもそも、天神さまにはなぜこんなに梅の木が植わっているのか?
画像21 その答えは単純に、道真公が梅大好きだったからのようです(ʘᴗʘ✿)
画像22 先程ご紹介した5歳の時の歌も梅について詠んでいるものでしたし、
画像23 左遷されたあとの有名な歌『東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ』でも梅のことを詠んでいます
画像24 伝説では、太宰府行きの前夜、特に愛でていた梅・松・桜の木に向かってこの歌を詠んだのち、桜は主を失う悲しみのあまりみるみるうちにやせ衰えて枯死してしまいましたが、梅と松は道真公の後を追って太宰府まで飛んでいくことを決意したのだとか(◡ ω ◡)
画像25 ところが、梅と一緒に離陸した松は、無念にも途中で力尽きて落下。摂津国八部郡板宿(せっつのくに・やたべぐん・いたじゅく。現在の兵庫県神戸市須磨区板宿町)に着陸、今日「飛び松岡」と呼ばれるその地に根を下ろしたとか。ひとり残った梅は見事、太宰府へのフライトを完遂。この地に根を下ろし、これが、今日、太宰府天満宮の御神木として知られる「飛梅」の由来とされています
画像26 『桜……かわいそうに……』『梅、オレは行くぞ。道真さまにどこまでも付いていく。』『生きて到着できる保証など無いのですよ、松。……とはいえ、私も同じ気持ちです。行きましょう!』『ああ、共に行こう!……桜の魂も連れて、な。』 ──フライト中・天候:暴風雨── 『くっ……、ここまでか……』『松!しっかりして下さい!』『梅、どうやらオレはもう無理らしい……せめてお前だけでも、道真さまのもとへ……桜の魂も……頼んだぞ……!』『松ーーーーーッ!』
画像27 なんて会話が繰り広げられていたら、と勝手に妄想してワクワクしている私です(・∀・)
画像28 満開の枝垂れ梅がそんな夢を見させるのでしょうか( ´◡‿ゝ◡`)
画像29 『時に、初春の令月にして、気淑く風和ぐ。梅は鏡前の粉を披く、蘭は珮後の香を薫す。』(大伴旅人 万葉集、梅花三十ニ首・序文より)
画像30 春の散策ははじまったばかり!万葉の古歌を水先案内人に、梅香る季節を私といっしょに楽しみましょう!次回もどうぞご期待ください!\(^o^)/

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酎 愛零(ちゅう あいれい)
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