ニュースつぶやき:「サブスク批判の川本真琴に尾崎世界観「CDが売れてる時代を知ってたら抵抗あるかも」
久しぶりのおだやかなお天気!おそうじがはかどりますわ!
ごきげんいかがでしょうか、引き続きお嬢様月間の私です。
これは特にミュージシャン界隈からの、サブスクリプションの功罪についてのニュースですわね。
サブスクリプションとは、定額料金を支払うことにより、さまざまなサービスを一定期間利用できるようになる仕組みのこと。購買ともレンタルとも違う形式です。メリット・デメリットは発信側にも受け手側にもありますけれど、今回の件は「サブスク配信の利益がCD販売よりも低い」ということに端を発しているようですね。それにしても、CDとはそんなに儲かるものなのでしょうか?
ざっと考えても、物理的に存在するものですから、材料費・製作費・デザイン費・輸送費・販売諸経費、それなりの額がかかっていると思いますの。それを差し引いてもまだ、サブスクよりも利益が出るというのは、それなりの売上実績のある──言い換えれば人気のあるミュージシャンだけだったのでは?と思ってしまうんですね。
対してサブスクは、ガチのファンが買うというよりも、ゆるいファンが(もしくはそのミュージシャンではなく、そのミュージシャンが属するジャンルのファンが)流し聞きする目的で買う、という風に受け止めております。ふだん聴いたことのない、でもちょっとだけ聴いてみたい、そんなときには手軽でよいのではないでしょうか。
かく言う私も、実はCDを買った記憶があんまりないのです。学生の頃からもう、音楽はスマホで聴くものだと思っておりましたから、専用のプレイヤー(それもけっこうな大きさの)が必要で、一枚に数曲から十数曲しか入っていないCDを買う必要はありませんでした。(確実に買った記憶が残っているのは──ご記憶の方はいらっしゃるでしょうか、2013年に東京国立博物館で開催された特別展「京都──洛中洛外図と障壁画の美」で販売されていたEXILEのATSUSHIさんと久石譲氏のコラボ楽曲のみです)
どうであれ、時計の針を戻すのが無理なように、もはやCDの売上が全盛の時代に戻ることはできないでしょう。今や熱心なファンに買い支えてもらうよりも、広く浅く軽く聞き流す層にアピールすることが求められるのかもしれませんね。その上で、記事中にもあるように、ライプパフォーマンスの場に来てもらうとか、これからはそういうミュージシャンが生き残っていくのでしょうか。たしかに、CD全盛の頃を知っている方とそうでない方とでは、サブスクリプションの受け止め方に差が出るのはしょうがないことですわね。
それにしても、人さまがどんな音楽を、どんなきっかけで買うのかなんて、ふだん知りもしませんので、そのあたりも聞いてみたい気もしますわ。ちなみに私は、もっぱらラジオの聴き流しか、動画サイトに上がってくる「あなたへのおすすめ」から裾野を広げていっておりますわ。