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ニュースつぶやき:「ウィザーズ社、ついに会社の信用を投げ売りし始める」

 オンラインPCゲームやスマホゲームが全盛のこの時代、コレクション性の高いアナログカードゲームは、アンティークな趣味となりつつもどこかほっとするところもある、心豊かなゲームですわ!


 ごきげんいかがでしょうか、引き続きお嬢様月間のわたくしです。



 ……と、思っていたのですけれど。
 高校生の頃から細々とやり続けていたトレーディングカードゲームのMagic:The Gathering、30周年の記念商品があまりにも狂っていることに驚きと怒りと悲しみを禁じえません。



 要約すれば
・過去の人気カードをゲームに使用できない仕様で販売
・その人気カードはランダム封入
・価格は4パック入り1セットが$999
 というもの。

 アコギが過ぎますでしょう!
 

 現在のレートでは日本円にして14〜15万円にもなるでしょうか。ゲームに使えないカラープリントにも等しいカードを、ランダムで、ええと……1パック約37,500円で販売するというのですか(!)。30周年を祝おうとする記念の品を。

 ここ数年の商品展開を見ていても(まるで過去の遺産を焼き直す、焼畑農業のよう……危ない作り方をしていますわね……)と思ってはいましたけど、ついに焼畑どころか、会社の信用を投げ売りするような真似をし始めましたか!

 美術に開眼したのも、世界のイラストレーターを知ったのも、小さいながら絵画をコレクションすることに目覚めたのも、すべてこのMagic:The Gatheringが始まりでした。でも、もう潮時でしょう。思い出は美しいまま、お別れしたほうがよいかもですね。





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酎 愛零(ちゅう あいれい)
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