夢の記録

何でも屋みたいな仕事

死んだ夫の霊に悩まされているという婦人の依頼

三人チームでお宅にお邪魔し、まずは清潔な環境にするため清掃を開始

私はマッチョな男性らしい

妙な間取りだと感じる

窓も扉も開放してサーキュレーターを2台設置

ホコリを吹き飛ばしシミをゴシゴシしていく

妖気ただよう風呂場に座り込み熱いシャワーとブラシで水アカをこそげ落とす

もうそろそろ霊の現れる時間だという

時刻は午前11時

中途半端な時間だな、と思っていたら周りの声や音が聞こえにくくなる

サーキュレーターや掃除機も電源が入ったり消えたりを繰り返す

婦人が失神する、あらかじめリクライニングソファに寝かせていたので怪我はない

ものすごい力で両腕が押さえつけられる

いや体全体が動かない

これが金縛りか、初めての経験だ

みな動けない中、キッチンの扉から青白い体に死相を漂わせる痩せこけた男が現れこちらに向かってくる

凄まじい形相だ、恨みと憎しみのまま感情が固定されたかのようだ

私は歯をむき出して笑い、全身に力をこめる

強力な磁力で押さえつけられているような腕を筋肉の力でぎりぎりと開いてゆく

ネバネバしたロープで縛られているような脚を腿をぎりぎりと前後に開いてゆき、迫りくる男に向かって歩を進める

大きく広げた太い腕を死霊の目の前でハルクのサンダークラップのように猛烈な力で打ち合わせる、柏手だ!

金縛りを解除に成功、なおも向かってくる霊の頭を両手でつかもうとしたらつかめた

そのまま大口を開き、霊の顔面、鼻と上唇のあたりにかじりつく、味はしない

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