紅葉の都立九庭園をめぐる:六義園 前編 16 酎 愛零(ちゅう あいれい) 2021年12月13日 18:38 今回は紅葉を観に、都立九庭園のひとつ「六義園」に来ています!しばし、私といっしょに紅葉を楽しみましょう!😃 シリーズ「紅葉の都立九庭園をめぐる」もいよいよ最後の庭園になりました。トリを飾るのは、天下の名園、六義園です(*´∀`) 六義園は、江戸時代、五代将軍 徳川綱吉から拝領した土地を、大老・柳沢吉保(やなぎさわ よしやす)が造園し、のちに三菱財閥の祖、岩崎弥太郎が購入して改修した庭園です。その改修点の代表的なものがこのレンガ塀ですね。もともとの柳沢吉保の屋敷範囲と、そして岩崎家の敷地は現在の六義園よりも大きく、このレンガ塀も敷地の外周壁ではありませんでした(ㆁωㆁ*) じつに微妙なお天気ですけれども、今日を逃したら私的にはもうチャンスはないので、GOです(・∀・) 六義園は、小石川後楽園と並ぶ江戸の二大庭園。六義園を造った柳沢吉保は、時代劇「水戸黄門」で小石川後楽園を造った水戸光圀と対立する悪役として描かれているのがなんとも面白いところです。「泰平の世の中で、出世をするのは、金と女を使うに限る」と言ったと言われていますけど、記録を読むと超絶頭のいい文化人なので、おそらく忠臣蔵や時代劇のダークなイメージがついたがゆえの脚色だろうと思います(^o^; 六義園の名を、和歌を詠む際の六つの基調「六体(短歌・長歌・旋頭歌・根本歌・折句・沓冠)」のもとになった、古代中国の詩の分類法「六義」から取っていることからも、柳沢吉保が並々ならぬ教養の持ち主であったことがわかります(*^^*) 六義園は、小石川後楽園と同じ「回遊式築山泉水庭園」です。広さでは小石川後楽園を上回り、また周囲に高い建物もそれほどないので、広々とした開放感が楽しめるのもポイント(≧∇≦)b ま、その分、人も多いんですけどね(^.^; うーん、さっそくきれい❤(ӦvӦ。) どこを切り取っても絵になるのはさすがです(*´∀`) イチョウとみまごうほどの黄色は、トウカエデ まだまだ入口付近なんですけどね。なかなか足が進みません笑笑 黄、黄緑、緑の調和が美しいです(*゚∀゚) はいっ!赤い小さな実の復習ですよ!これはなんでしょうか??? ここ、よく見るとモミジとハゼノキが並んで立っているんです 背の高いハゼノキと、背の低いモミジが、互いに枝を伸ばして…… まるで手に手を取っているように見えるのです!なんか感動!٩(♡ε♡ )۶ クルメツツジのようですが……今時分に咲くものかしら( ゚д゚)? 六義園は、和歌に詠まれた名勝の景観などが「八十八境」として再現されています。しかし八十八も追っていくと一日がかりなので、今回は割愛 黒土に鮮やかな黄の葉。影、そして光 なんとも樹形の美しいイチョウが、すっくと立っています このイチョウは黄色と言うより、山吹色に近いですね。貴重な太陽の光を受けた瞬間を撮れました!(*゚∀゚)=3 水音をたどっていくと、泉水の水源が! 濡れ光る飛び石、水面の光を映し出す軒 美を見つける目、美を見つめる時間は、人間に許された最高のぜいたくのひとつ しばし、黄金に色づく木々をお楽しみください(*^_^*) たとえ陽の照らさぬ道でも 雲間から差し込むチャンスを逃さずに 下を向いてちゃわからない、上を向いて歩こう まだ1/3くらいしか来ていません!中編に続く! いいなと思ったら応援しよう! サポートしていただくと私の取材頻度が上がり、行動範囲が広がります!より多彩で精度の高いクリエイションができるようになります! チップで応援する #写真 #紅葉前線レポート #お散歩写真 #六義園 #お散歩フォト #紅葉スポット #都立九庭園 16