紅葉の都立九庭園をめぐる:小石川後楽園 後編 35 酎 愛零(ちゅう あいれい) 2021年12月7日 20:22 小石川後楽園のつづき。回遊式築山泉水庭園の「築山」の方にこれから登っていきますよー!(≧▽≦) 芝離宮みたいな、せいぜい数メートルの築山だったらどんなに楽だったことか(-_-;) でもここは小石川後楽園、日本や中国の名所を再現しようと水戸光圀がガチで造らせた庭園(((;ꏿ_ꏿ;))) ヒー( •̀ㅁ•́;)ハー(;´Д`)登ってきたぞ!(ヽ´ω`) 清水観音堂跡からの眺め!(;・∀・) モデルはもちろん京都の清水寺だ! これはひときわ目立つ紅色の橋、通天橋からのショット!フォトスポットなので人が絶えることはめったにない!(^o^;) んで、いったん降ります。隅から隅まで味わい尽くそうとする私の強欲さは私の怠惰を上回るのだ!\(^o^)/ 前編でご紹介した大堰川を上流から望みます 流水とともに浮世の辛苦も流れてゆく…… はいっ!また登りますよ〜!(*゚∀゚) ペースが速い、ひと休みしな!と言うように、背の高いヤツデが日陰を作ってくれています(*´∀`) たしかに……汗ばむほどの陽気だもんね(^o^;) ゆるりと楽しもう(ㆁωㆁ*) 小石川後楽園最古(建築当時のまま)の建造物とされる得仁堂(とくじんどう)。中国の史記「伯夷列伝」の仁者、伯夷・叔斉の木造を祀っています。(通常は非公開) 水戸光圀が厚遇したという明の儒学者、朱舜水が設計したと言われる円月橋!(現在は通行不能) 水面上のアーチと、水面に映ったアーチとを合わせて円月になるという心憎い演出(・∀・) まだ青い葉も光を透かしてきれい(ㆁωㆁ) なにかの土台……? 八卦堂、八角形の建物の跡ですね。『文昌星像をもらった』……?星の像をもらったってこと?(・_・;) 文昌星は、中国の学問の神様の名前です。文昌星とは、北斗七星のうち第一星とも、柄杓の器の部分を形作る第一星から第四星のこととも言われており、この神像を贈られた水戸光圀が勉学に励んだというのもうなずける話ですね。 見た目にもやばいこの階段は「愛宕坂」。日本にはいくつか「愛宕坂」という名前の坂、階段があり、私などは東京都港区の愛宕神社にある愛宕坂を思い起こしますが、これは京都の愛宕坂を模しているそう。本物は見たことないけどやべー角度だ、ほぼ崖やんけ 愛宕坂の男坂はほぼ崖なので現在は通行不可。てゆーか通行できてたら今頃おじいちゃんおばあちゃんの死体が折り重なってるよ。通ったのはもちろん女坂です(・∀・) 急階段を男坂、ゆるやかな階段を女坂と呼ぶのは、今ではジェンダーレスの観点からふさわしくないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その中間の「夫婦坂」という名称があるのが、私は大好きです。 この愛宕坂を下ったあたりが私のいちおしスポットです(*´∀`) 江戸の昔から、関東大震災や戦火をくぐり抜けて存在し続けるかつての大名庭園、小石川後楽園。 『人の上に立つものは、人々が安寧に暮らし、文化や娯楽を楽しめるようになった後で楽しむものである』 そんな願いと決意をこめてつけられた名前 少年期は不良だった光圀が、ある書物と出会って感銘を受け、向学の徒となり、やがて学術的大著『大日本史』を編纂し始めたことに思いをめぐらすと、とても感慨深いものがあります 人はいつでも変われる、変えられる 心を動かすきっかけさえあれば…… では、最後にこのスマホに搭載されていながら今までいちども使ったことのなかったパノラマ画像をお送りします。拡大してスクロールしてください!また、どこかの庭園でお会いしましょう! いいなと思ったら応援しよう! サポートしていただくと私の取材頻度が上がり、行動範囲が広がります!より多彩で精度の高いクリエイションができるようになります! チップで応援する この記事が参加している募集 #紅葉前線レポート 807件 #写真 #秋 #紅葉 #お散歩 #紅葉前線レポート #庭園 #日本庭園 #お散歩写真 #小石川後楽園 #お散歩フォト #紅葉スポット #紅葉写真 #都立九庭園 35