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「私にできることは何?」 テレビに出ない憧れの著者から考えさせられたこと【クローズアップ現代 佐藤優ロングインタビュー】

「佐藤優さん、テレビに出るの!?」
勝手ながら、「テレビに出ない人」というイメージが強かったため、驚きました。

佐藤優さんを知ったのはこちらの本です。
以前、感想文を書いています。

この本はジャーナリストの池上彰さんとの共著です。
それまで彼の存在を知りませんでした。
「世の中、こんなすごい人がいるのか」と衝撃を覚えました。

過去に、佐藤優さんの本の感想文を投稿しています。
※共著は除く。

「こんな世界があるのか」と
いつ読んでも学びが多いです。

私の読書の幅を広げるきっかけになりました。


・内在的論理を知るとは

佐藤氏の本を読んでいると、
「内在的論理」という単語がよく出てきます。

放送では、「それぞれの国、団体がどんな論理でこういうことをしようとしているか考えてみよう」とのことでした。
賛成、反対は一旦脇に置きます。

今、ロシアとウクライナが戦争しています。
さらにイスラエルとパレスチナでも
戦闘が起こりました。

それぞれの立場から見たら、
違うものが見えるのは想像できるでしょう。
それが内在的論理を知る第一歩です。

・平和のために日本がすべきこと

「まずは、銃を置き、人が死ぬのをやめることから」と主張していた佐藤氏。

印象に残ったのは、「戦争を絶対に起こさせない仕組みを作るべき」と語っていたことです。

今回のロシア・ウクライナ戦争では、日本はG7で唯一殺傷能力のある武器を渡していないそうです。
恥ずかしながら、初めて知りました。
もしどちらかの国に渡していたら、
仲介国は難しいでしょう。
この事実から、日本は仲介国になれる可能性を秘めているとのことです。

この話を聞いて、「なるほど」と感心しました。

それと同時に、政府にそういう方向に動いてほしいと思いました。
なぜなら、私自身「どこかの国と揉めること自体にメリットがない」と考えているからです。

・次世代に対してやっていること

「若者は自信を持て。みんな力がある」
佐藤氏はら同志社大学で客員教授として教壇に立っています。
時々、講義の様子が書籍になっているため、
大学で講義をしているのは知っていました。

佐藤氏はあるトレンディドラマのリメイク版を
2020年に見て、30年前と比べて、貧しくなっていることに気づいたそうです。

自分は上の世代の人から助けてもらった。
しかし、その人たちは天国に行ったからいないので返せない。
それなら、自分も若い世代へ、縦の「贈与の連鎖」ができないかと考えたとのことです。

佐藤氏の場合は、大学の教員として
若い世代に伝えようとしています。
視聴者に向けて
「自分にできることをやろう」と話していました。

・感想

一言で感想を言えば、
「本を読むかのようにじっくり見たい内容」です。

テレビは、スマホをイジりながらなど、
「ながらで見れる」メディアです。
しかし、佐藤氏の言葉1つ1つを噛み締めながら
放送を見ました。

「まずは相手の内在的論理を知ることから始めよう」
「自分のできることをやろう」

この番組から学んだので、
少しずつ実行していきたいです。

以上、ちえでした。
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