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言葉にできる喜びと困難

「言葉にできるかどうかで悩みがなくなる」

先日の樺沢先生のセミナーで『言語化の魔力』の話が出てきました。

『言語化の魔力』が出版された当時、衝撃を受けました。


確かに悩み事の根本を取り、除こうとしたら難しいケースが多いです。
会社を辞めたり、家を出て行ったり、離婚をしたり
正直ハードルが高いと感じます。
しかし、誰かに話すことで気持ちが軽くなります。
悩みは何一つ解決していなくてもです。

「言葉にさえできれば悩みはなくなる」
そう言っても過言ではありません。


・ある本を読んで気づいたこと。

樺沢先生のセミナーの前日に『ルポ 誰が国語力を殺すのか』という本を読みました。
そこで書かれていた内容に衝撃を覚えました。

そもそも、言葉を持ち合わせていない子どもたちがたくさんいるという事実です。

「不登校になった理由がわからない人が半分近くいる」という事実に驚かされました。

授業についていけなくてつまらなくなった、
友達がいなくて学校に行く気がしない、
朝起きれなくて間に合わないなど…。

様々な理由がありますが、自分の言葉で伝えられない人が半分近くいるという事実に驚きました。

・言語化以前の子ども達

自分の言葉を持ち合わせていない子どもたちを見て、「『言語化の魔力』の内容を生かせる人は、自分の言葉を持っている人」と気づきました。

不登校、ゲーム依存症、罪を犯して少年院に入っている子どもにインタビューをしています。

「この人たちが仮に『言語化の魔力』を読む機会があっても活かせないだろう。そもそも言語化する以前の問題」

そう思わずにいられませんでした。

そして自分の言葉を持たない子どもたちは、悩み事や困りごとを言葉にできません。
解決するのがいかに困難かを思い知らされました。

世の中に支援制度はありますが、自分がどう困っているかが分からなければ頼ることすらできません。
本当に必要な人ほど支援が届かない理由が分かりました。

・まとめ

言うまでもありませんが、『言語化の魔力』は素晴らしい内容の本です。
「悩み事があってもノートに書くなどして言葉にできればある程度解決する」と気づかされました。

『ルポ 誰かここ語力を殺すのか』を読んでいた時は気づきませんでした。

その次の日に樺沢先生のセミナーで、『言語化の魔力』の内容を聞いて、「言葉を持ち合わせていない子どもはそもそも言語化しようがない」
この事実に気づかされました。

言語ができるかどうかで、生きやすいかどうかが大きく変わってしまう。そう感じました。

私には息子が2人います。
長男は5歳ですが、同じ年の子どもに比べて言葉が出ません。

彼の気持ちを汲み取るのにとても苦労しています。
きっと上手く言語化できずに、苛立っているだろうと思うくらいです。
余談ですが、次男も言葉が遅れています。

そんな彼らに、どうやって「言語化する」という武器を与えられるだろうかと悩んでます。

「私は殺す側ではなく、生かす側に行きたい」

書籍と樺沢先生のセミナーからをそう思いました。 

以上、ちえでした。
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