見出し画像

携帯トイレ置いてますか

「トイレに行けない」
昨日の一番の困ったことはこれでした。

長男の薬がそろそろなくなりそうだったので、
耳鼻科に行きました。
いつもなら長男の保育所から耳鼻科まで
高速道路で40分で着きます。

自宅から行くなら使いませんが、
両方がそれぞれ反対方向にあります。
下道でいくと1時間ちょっとですね。

道路交通状況を見たら、高速道路のICがいつも降りるところの1個手前までしか行けないは確認。

ここを見た時点で、下道で行くっていう判断をすればよかったものの「そこまでいけるなら行くか」と判断でしまった私。

渋滞3kmとありましたが、実際降りるICの一個手前から渋滞してました。
一個手前のICで降りるにしてもそちらも混雑。
もしかしたら一個で前で降りたら、受付時間に間に合ったかもしれません。
何を考えたのかそのまま突っ込んでしまいました。

言葉の通り「30分で300m進むか進まないか」という状態でした。
ちなみに外の気温は-1℃。
朝一、この気温になることはありましたが、
この写真を撮ったのは昼14時です。
こんなに低いのは久しぶりでした。

・渋滞の定義

「どう見たって3kmじゃ済まないよね。どんな計算したら3kmと出るの?」
そう感じるくらいでした。
何か定義があるのかと思い調べてみました。

こちらより引用。

NEXCO西日本の高速道路における渋滞とは、時速40km以下で低速走行、あるいは停止発進を繰り返す車列が1km以上かつ15分以上継続した状態を指します。

NEXCO西日本のホームページより

「15分以上、停止発進を繰り返す」
なるほどと思いました。

実際は、15分では済むはずがなく、
3時間以上かかりました。
そして渋滞情報は表示されてる数値を真に受けてはいけないことも学びました。
感覚としては2、3倍くらいあったように感じました。

・困ったのはあの生理現象

時々、大雪の影響で高速道路から身動き取れなくなるニュースを見ます。
幸いにも完全に止まったわけではなかったので、
前に進むことはできました。

それでもこんな長時間車に乗ることを想定していなかったので、困りごとが発生しました。
それは「尿意」です。
しかも冬なので、夏以上にトイレが近くなります。

「降りてからコンビニに寄れるかな」
「高速道路のICの隣にサービスエリアがあった」

色々考えは浮かびましたが、そもそも、いつそこまでたどり着くかも分からない状態。
こんなことは想定していなかったので、
携帯トイレを置いていませんでした。

・非常手段(※食事中の方注意)

※食事中の方はご注意ください。

自分の手荷物を見たら、いつもは持ってきてないハンドタオルが目につきました。
長男のお迎えの後だったので、
汚れ物を入れるビニール袋もあります。

長男のオムツを使えば簡単だったことに後で気づきましたが、この時は思いつかなかったので、ハンドタオルを使いました。

問題点は、ハンドタオルでは吸水力に限界があったことです。幸いにも社内にティッシュが置いてあったので、それも利用。
車内で漏らすという最悪の手段は免れました。

尿意についてどんなに感じていても、
いざとなったら出ないことに気づきました。

停車時間が5分以上になることもザラ。
シフトレバーを「D(ドライブ)」にしていると、
ブレーキフットブレーキが外れると
進んでしまいます。

前を見ながら「P(パーキング)」にしました。
ブレーキを踏む足で突っ張っていると、
出ないんですよね。少し深呼吸ししたら出ました。後々、この決断がプラスになりました。

・結局目的地にたどり着けず

長男の保育所を出たのが14時半過ぎ。
かかりつけの耳鼻科の午後の診療時間は15〜19時。

始めは「このくらいで診察開始時間に間に合うだろう」という予想でした。

高速道路で想像以上に拘束され、
更に下りてからもなかなか進みませんでした。

カーナビの到着予定時刻が突然、
1時間後になったのも恐怖を感じました。

病院に電話をしたものの
「現在、雪の影響で患者さんがいません。19時になったら閉めます」と言われました。
更に明日の午前中は休診。

高速道路降りてからも今度は国道で大混雑。
もともとこの国道は混雑することで有名な道路。
普段では想像できない混雑でした。

結局間に合わないことが分かり、途中で道を曲がって夫の職場へ向かいました。
目的地周辺にあります。

夫に「トイレに行けなくて困ってる」とLINEをしたら、着くまで待っててくれました。
尊厳を取り戻せた気分でした。

・帰りは命がけ

夫はガソリンスタンドに寄ったため、
私たちは先に帰宅。
途中まではスムーズに進みましたが、
途中から道路に雪が積もりだしました。

いつもの間隔でブレーキを踏んだら、
ズズズズッ!と滑ります。恐怖です。
ぶつからなくて本当に良かったです。

ここからシフトレバーを「L(ローギア)」に切り替えました。完全ではありませんが、「D」よりマシです。

自宅までのルートで最後の信号。
「これで何とか帰れるぞ」と思ったら、
全く進まなくなりました。

なぜなら、前方で止まってる車がいたからです。
対向車線に車がいなくなるまで進みませんでした。

曲がった後も自分の前で走ってた車が、
突然路肩で停車しました。
特にスリップした様子もなかったので、
何が起こったか分かりませんでした。

自分は「とにかく、あと少しで自宅だから帰らなきゃ」と気が張ってました。

そして、この雪の様子を見て
「もしかして、今日病院に行けずに帰れたのが良かったかも」と気づきました。

あと少し帰るのが遅かったら、
もっと雪が積もって
言葉のとおり立ち往生したかもしれません。

後ろに2人の息子を乗せてるので、
自分だけでは済みませんでした。

帰り着いたのはなんと20時前。
夕食を買う気力も残っていなかったので、
自宅で適当に夕食を送りました。

・まとめ

日常的に雪が降ってるエリアの人から見たら
「そんなの普通じゃん」と
ツッコミたくなるかもしれません。

しかし、福岡は日常的に降るわけではないので、
あまり慣れていません。

もし、高速道路の通行止めの理由が、
台風や豪雨だったら、こんなことになっていなかったでしょう。
怖さを思い知ってるからです。

雪だったら「降ってなかったら大丈夫だろう」と、
私も含めて多くの人が
油断してしまったのではないかと思います。

・教訓

1、渋滞の長さは公表されてる数値の2、3倍と考える。
2、携帯トイレを、「オムツを使っていない人の人数✕3、4個」車に置く。
3、高速道路が通行止めになっていたら、下道はそれ以上に混雑していると考える。
4、糖分補給グッズを持参する。
5、子どもたちがいるなら、簡単なおもちゃを持参する。

目的を達成できなかった上に、
6時間分を溝に捨ててしまった気分でした。
しかし、私も息子たちもマイカーも
無傷で帰れて良かったと思います。

安全に運転できる確証がなかったため、
今日は長男の保育所はお休みしました。
やむを得ず外出される方は、
安全に留意して下さい。

以上、ちえでした。
プロフィールはこちらです。
他のSNSはこちらです。

いいなと思ったら応援しよう!