第172回芥川賞・直木賞の受賞作発表
発表があった後に動画でインタビューを見ました。夕食の準備をしている間に
気がついたら発表されてていました。
毎回、受賞者のインタビューを楽しみにしています。
ここでは、印象に残ったことを取り上げます。
・安堂ホセさん
芥川賞候補作で唯一読んでいたのは
『デートピア』だけです。
それでも「この作品が受賞してもおかしくない」と予感しました。
会見では、過剰な作品と触れられていましたが、
納得しました。
まずは空間軸と時間軸、
どちらも広がりが大きいと感じました。
空間軸だと日本とポリネシアのボラ・ボラ島、
時間軸だと、現在と過去の回想があります。
更に人種や性的マイノリティ、
植民地や核実験の話など、
いろんな要素を盛り込んでいるイメージです。
「自分のデフォルトに近い人を描いている」と話していました。
「ご自身は?」と聞かれていましたが、
「質問に何でも答えてもらえると思わない方がいい」と返していました。
(会見では、穏やかに回答しています)
ニコニコ動画の視聴者からの質問もありました。
性的マイノリティとその親との会話が
初めて出てきたことに関してでした。
それに対しては「今まで書けなかった」と話していました。
確かに前の2作品では、
彼らの親は出てない気づきました。
・鈴木結生さん
彼は西南学院大学※の院生です。
※福岡で有名な大学。
会見に西日本新聞の記者がいて驚きました。
今朝の朝刊の一面に掲載されていました。
少なくとも購読を始めた2022年以降で、
芥川賞・直木賞のニュースを
一面で見たのは初めてです。
関心の高さを伺えました。
余談ですが、この本はまだ入手できていません。
楽しみです。
・伊与原新さん
こちらは現在借りているものの未読です。
近いうちに読みます。
著者は元研究者です。
科学をテーマにしているものの、
前面に出しているわけではないとのことでした。
科学的事実よりも、研究者など人を描いているとのことでした。
・感想
現在、芥川賞・直木賞の候補作で読んだのは、
受賞した『デートピア』と『よむよむかたる』だけです。
今は『秘色の契り』を読んでいます。
返却期限が迫っているので急いでいます。
年末にハン・ガン作品が一気に借りれたのもあり、
候補作の方があまり読み進められませんでした。
全ての作品を2月上旬までに読んで、
感想文を書きたいです。
以上、ちえでした。
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