客観視できなくなる怖さ

ある有名な料理家のツイートが話題になってます。
その内容から「港区女子」というキーワードが出てきました。

どんな人たちなのかと調べてみました。
こちらの説明が一番わかりやすかったので
引用させていただきました。

港区に住んでいる女子というわけではなく、お金持ちが集まる港区を拠点として夜な夜な集い、会員制バーや高級レストランに行ったりタワーマンションの最上階で開催のパーティーに参加したりして、煌びやかな生活を送る女性たちのことを指します。

https://www.partyparty.jp/user_contents/6/406 より

「要するにキラキラ女子?」と思った私。
残念ながら、20歳前後当時でも
私のルックスレベルでなるのは難しそうです。

そうは言っても、
彼女たちの末路を聞いて、考えさせられました。


・外見のいい人が羨ましかった

港区女子の暗黙の了解なのでしょうか。
美人なのが前提です。
モデルやタレントだけでなく、ミスユニバースなどのミスコンに出てくるような人たちもいるようです。

実は私、子どもの頃ルックスにコンプレックスを感じてました。
クラスの可愛い女の子たちは、周りの人からチヤホヤされて羨ましいと思いました。

それに比べて私は、「お前は女じゃないからな」と
男子から宣言されるくらいでした。

彼女たちは重い荷物を持つのを
手伝ってもらっていました。
しかし、私が手伝ってもらうことは決してありません。
「そのくらい自分で持てるでしょ」が前提でした。
(さすがに高校生になったら変わった)

生まれた時点で既に差が生まれていました。
「可愛い子は得」と思いながら生きてきました。

・客観視できなくなる怖さ

「美人も美人で大変なんだな」
こんなことを思うようになったのは社会人になってからです。

幼い頃の経験もあり「私は見た目を武器にできない。それなら、見た目以外の武器を身につけないといけない」と切実に感じてました。

だからこそ勉強を頑張れたし、「どうしたら自分をよく見せられるか」というのも一生懸命考えられました。

それが結果的に良かったと思ってます。
謙虚でいられたからです。

美人だった人ほど、自分の老いを受け入れられないと聞いたことがあります。

私は今35歳です。気分だけなら20代前半と言いたいところですが、さすがに無理は効かなくなってきました。
既にシミはあるし、そのうち白髪も出てくるでしょう。

ある程度美しくいる努力はしますが、完全に排除することはできないと受け入れる気持ちも必要と感じました。

このツイートを見て考えさせられました。

・堅気の生活が難しい

20歳前後の頃にお金持ちの男の人に貢いでもらった経験があると、金銭感覚が狂いそうと感じました。

もしも私が20歳前後の頃に経験をしていたら、
一般的な金銭感覚を維持できていただろうかと
思うと自信がありません。

一時期、家計相談のサイトをよく見ていましたが
「一度上げた生活レベルを下げるのは難しい」と実感しました。

冷静に考えれば、いつまでも男の人が貢いでくれるわけではありません。
しかし、一度上げた生活レベルを下げるのは簡単ではないので、現実を受け入れられない人が出てもおかしくないと思いました。

上記のツイートの人も
自分の現状を客観視できなかったから、
このような状況になったのではないかと
感じました。

20代の自分が一番美しく輝いていた時の感覚を忘れられなかったのでしょう。
そうなると不幸だと思いました。

・感想

もし自分に娘がいて、
港区女子に片足突っ込んでいるのを見たらこういうかもしれません。

「あの男の人たちがお金を払ってくれるのは
あなたが若くて美しいから。
そんな時代はそう長くは続かない。
その間にビジネススキルなど
何かの能力をつけておいた方がいい。
読書をするなりして、いろんな価値観に触れておくのもいいよ」

決してやめなさいとは言わないと思います。
言ったところで聞かないでしょうし。  

確かに人生の一時期に経験することは悪くありません。
しかし現状を客観視できないと、人生の後半戦苦労するでしょう。 

私自身、自分を客観的に見られる人間でありたいと思いました。

以上、ちえでした。
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