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あなたの質問、成り立ってますか?
先日、谷口たかひささんの講演会に行って
気づいたことがあります。
それは「質問することにもある程度の技術がいる」ということです。
なぜそう思ったかというと
質疑応答の時間に、
「それ質問になってない」と言いたくなる方が
あまりにも多かったからです。
谷口さんは根気強く話を聞いていましたが、
講師によっては
「何が言いたいのかわからない」と
バッサリ切り捨てられても
おかしくないレベルでした。
年に2回行ってる薬学部の卒後講座では
見られない光景です。
わかりやすい質問と、わかりにくい質問の違いを
考えてみました。
・わかりにくい質問
・要点がわからない。
・自分の言いたいことをダラダラ話しているだけ。
・何を回答として求められているのかがわからない。
相手に「何についての質問だろうか」と
考えさせている時点で、
思いやりがないと感じました。
「それはこういうことですか?」と
谷口さんが丁寧に、
質問を質問で返す有り様です。
・わかりやすい質問
・何について答えたらいいかすぐにわかる。
・「○○について質問です」と前置きがある。
・内容が明確。
余談ですが、私の質問はわかりやすかったのか、
一言で求めている回答を得られました。
2回質問をしました。
Q1.どんなきっかけで出版することになりましたか?
A1.講演会に出版社の編集者が来ていました。
Q2.日本では、生ゴミやプラスチックのリサイクル(?)を市町村単位でしています。
ドイツで、生ゴミやプラスチックをこのような形で処理するようになったのは国全体から? 市町村単位から?
A2.生ゴミについては不明です。
プラスチックはドイツというより、
EU全体で始めました。
・質問した時点で回答は決まってる
質問なのか、愚痴なのか、
よくわからない話を人たちに対しては、
要領の得ない回答が返ってきました。
聞いてるこちらまで「ん??」と
考え込んでしまうくらいです。
・まとめ
ChatGPTと同じと感じました。
明確な質問をしないと、
求めている回答は得られません。
明確な質問をするためには
適切に要約することが必要と実感しました。
要約といえば、
山口拓朗さんの
『9割捨てて10倍伝わる『要約力』』を
思い出しました。
「9割捨てる」は、大袈裟ではありませんね。
我が身を振り返るきっかけになりました。