太陽の光に照らし出された朝露の
なんと美しいこと。
虹が創るプリズムも
また美しい。
太陽の光は、
光の中にあっても
光だとわかってしまうほど。
全てが喜びに満ち溢れる。
生命を輝かせる。
なら、私は
闇の中を照らす
小さな光になろう。
真っ暗な日常、
天も地もわからない闇の中、
もがき
何かに縋りたいとき、
ぬるく、
鈍く光る。
それでも、
手を述べてしまう人たちの、
優しい光。
闇から逃れるための束の間の光。
非日常と日常を
寄せては返す光。
その光を過ぎれば
また闇がやってくる。
次に来る
光を待ち望みながら、
また途方に暮れながら闇を彷徨う人の、
優しく鈍い光で在ろう。