見出し画像

君がくれたもの

俺はフリーランスで仕事をしている、どこにでもいる36歳。
名前は中瀬優斗。
仕事のメインはキャリアアドバイザー。
高校や大学、専門学校で、就職やスキルアップの授業を行ったり、就職活動のサポートをしてる。その他には、WEB上でライターとして執筆依頼をこなしながら、自分で執筆したものを販売し、稀にデザインの仕事などもしてる。

これまでの経歴としては、普通の大学を卒業し、7年ほどは普通に会社勤めをしていた。それなりに実績を残し、「課長」という役職も経験した。
しかし、とあるときに「フリーランス」という働き方を知り、魅了され、すぐに挑戦し始め、現在に至る。
月の月収は、全て合わせて30万から40万ほど貰っている。
まぁまぁ、順調だとは思う。
でも、もっともっと上を目指したいと思っている。

そして、今の仕事をし始めてから、3年くらい経った頃に出会い、恋に落ち、付き合っている彼女がいる。名前は、沖田莉子。
こんな感じの子。あっ、イメージね(笑)

画像1

彼女は現在24歳。
ジュエリーやアパレルなど幅広く扱う企業で、コーディネーターをしている。若いが、多くのお客様から信頼され、実績を残し続けている自慢の彼女。でも、当の本人は、超絶なる謙虚な性格の為、自分が出来ているとは微塵にも思っていない。俺にはない思考だから、彼女の魅力だなって思う所の1つ。

今回の話は、そんな彼女がくれたものについて話させてもらうね。
※ややノロケになるかも、、お許しくださいね。

【note】マガジン画像 (3)

皆は、異性と付き合うとき、何を重視して付き合う?もしくは、付き合ってる?容姿?性格?仕事?収入?ファッションセンス?家柄?価値観?

もちろん、この質問に正解はない。
だって、恋愛の価値観は人それぞれ、カップルごとに違うと思うから。

俺の場合は、リコと出会う前と出会ってからで、重視する部分が変わったように思ってる。もちろん、リコと出会ってからは、リコにぞっこんだから、正確にはわからないんだけどね。

彼女との出会いは、フリーランスとして仕事をし始め、とある専門学校に就職活動のセミナーをしに行った日だった。

いつも通り、自分の経験を紹介しながら、これから就活生として活動を開始する上で、大切なマインドと具体的な就活対策の話を2コマ分、時間にして180分行った。話をする際、学生の表情や目をしっかり見て話すようにしているんだけど、誰よりも真剣にこちらをみている女の子が一人いて、妙にその子の表情が気になったのを今でも覚えている。その後、何回かセミナーを行った時も、ずっと同じような表情できいていた。名前が「リコ」ということは何となく覚えた。あっ、もちろん、この時は「生徒」って気持ちでしかないからね、本当に。神に誓って。

それから半年近く経ったある日、1通のLINEが届いた。

リコ:
「急にご連絡してしまいすみません。中瀬先生に相談したい事があり、ご連絡させて頂きました。」

LINEのアカウント名は「リコ」となっていたが、「リコ=知っているあの子」なのかがわからなかった。

俺:
「ちょっと待ってね。リコの表示しかでてなくて、どのリコかな(笑)?思っているリコで合ってるのかな?」

リコ:
「笑笑。1年生の沖田莉子です。思っているリコで合ってましたか?」

俺:
「あってたよ★どしたの?」
※実は、他に「リコ」って学生は知らなかったのは内緒の話。

リコ:
「2点お話きいてください。1点目は、今のアルバイトを続ける意味がわからなくなりました。というのも、もともとは、この仕事がしたくて今の専門学校に入学したのですが、掛け持ちで始めた”アパレルの仕事”の方が楽しいと思うようになってしまって、アルバイトを続けるべきかどうかの意見をききたいです。2点目は、自分の性格が好きになれないから、沢山の事に目を向けて視野を広げ、色々経験をして成長したいです。でも、考え方は子供だし、人のことをあんまり信用できなかったり、人としてかけてる部分がいっぱいあるんです。大人になりたいって思うんですけど、全然なれなくて、先生みたいに自分の生き方を自信をもって語れる女性になりたいので、何かアドバイスをしてほしいです。」

俺:
「じゃあ、今度、学校いったときに時間作るから、面談しようか。」

リコ:
「はい。お話したいです。でも、時間大丈夫なんですか?」

俺:
「全然、大丈夫だよ。よろしくね。あっ、緊張とかせんでいいからね。気軽に話そうね。」

リコ:
「頑張ってみます。当日は宜しくお願いします。」

こんな感じのファーストコンタクトだった。
このLINEのやりとりがしたのが「2019年9月17日」。
そして、付き合い始めたのが「2020年3月12日」。
この間の177日間のうち、150日間は「先生と生徒」としてだったけど、150日越えたあたりから、お互い意識し始めるようになり、就活以外のプライベートの話をするようになったんだっけかな?
まぁ、この177日間の話は、またおいおい。

話を戻して、3月12日から付き合い始めたわけだけど、年齢差12歳。
お互い、ここまで年が離れた人と付き合う事は初めてだったけど、付き合い始めてからの"2年4か月"、彼女から多くのものをもらった。その中の3つを今回は紹介します。

■自分のことを理解し、"素"を受け入れてくれた
俺は昔から、「周りからの評価を気にしたり、周りからのイメージを演じようとしてしまう性格のため、自分の本当の素を出してこなかった。ここでいう”素”とは、自分の本心や本音などの思っていることや、自分なりの考え、意見などのことね。

例えば、”告白”。ちゃんと告白したのは高校2年生が初めてだったかな。中学校の時は、1年生の時から片思いしてたけど、結局、勇気がでず、告白せずに終わったこともあった。この時の考え方は、「告白して振られた時に噂になるのが恥ずかしすぎて死ぬ」だったと思う。

付き合ってからでいえば、”嫉妬”。心の中では、めちゃめちゃ嫉妬するし、独占したいのに、「嫌われるかな、、、」とついつい考えてしまい、「嫉妬しない人」をずっと演じてきた。

これは同姓といる時でもある。カラオケやライブに行っても、全力で踊ったり、歌ったりすることを恥ずかしいと思い、クールぶって過ごしてきたし、今でもこれは変わらない。

社会人になってからは、「辛い」と思っても、それを誰に吐くことなく、耐えしのいできた。そして、感情を切り離して振る舞うことが上手くなりすぎ、いつしか「ロボット」といわれることもでてきた。
もちろん、感情がないわけではない。ただ、出し方を忘れてしまっただけ。

そんな俺を変えてくれたのが、”リコ”だった。

先生と生徒の関係の時から、ことあるごとに、「大丈夫ですか」「疲れてませんか」「何か買ってきましょうか」と優しい言葉をかけ続けてくれて、付き合うようになってからは「出来事だけでなく、思ってることや感じたこととかを共有することを大事にしたい」と真っすぐな目で言われた。また、一緒にいるときだけでなく、LINEのやりとりからも、俺のいつもと違う感じを察すると、「優、何か思ってることあるでしょ?私は、そういうのちゃんと言って欲しいよ。」とすぐにバレます。

これ、恥ずかしくもありながら、実はむちゃくちゃ嬉しい。今まで、気付かれたことなかったから。しかも、「大好き」とかのプラスの感情はもちろん、仕事で疲れている時も、嫉妬で腹わたが煮えくり返っている時も、寂しくて拗ねている時も、全部言わなくても察してくれて、優しくハグしてくれて包んでくれる。
そして、リコと付き合い始めて、”ハグ”の効果の偉大さを知った。
リコとのハグ、大好きなんです。

って書いてたら、無性にハグしたくなってきた。

話を戻して、、ずっと隠して生きてきた俺にとって、自分の素を出させてくれて、しかも、ありのまま受け入れてくれて、包み込んでくれる。これほど、救われることはないよね。

本当にありがとう。

■心の支え
これは、俺の性格の話に由来するんだけど、基本的に昔から”恋愛依存体質”で、彼女がいたほうがアクティブに動くタイプなんだけど、昔の”恋愛依存”の仕方と、今はの依存の仕方はあきらかに違う。

昔はきっと、、というか、確実に演じてた俺がいた。
「器の広い彼氏」
「優しい彼氏」
「色々頑張っている彼氏」

でも、これは俺の”したい事”ではなかったと思う。自分の素に自信がなく、演じてた俺にとって、優先すべきは”自分のしたい事”ではなく、”かっこいいと思われる事”を優先していた部分は結構あったんだと思う。

でも、今は心から”自分がしたい”と思える事をやっている自分がいる。やれるようになったのは、心の中心にリコがいてくれてるから。こう思える理由は、リコの愛情表現や普段のやりとりから、”好きでいてくれている”と思えるからだと思う。
もちろん、時にお酒にのまれ、連絡がつかなくなり、やきもきすることはあるし、俺の存在を知らないメンズから誘いも沢山きてるみたいではあるから、”振られない”と絶対の自信があるということでは全くないけど、至るところでリコの”愛”を感じさせてくれるから、俺の心の中心には、いつもリコがいる。

いつもありがとう。

■沢山の想い出と日々の充実感
もともとは、”自分に自信のない彼女に何かしてあげたい”と思い、サポートをし始めたはずが、彼女のことを知れば知るほど、惹かれていき、気付いたらデートに誘い、手をつなぎ、チューしていた。

そんな彼女とのこれまでの2年4か月は想い出に溢れてる。

誕生日デート、記念日デート、買い物デート、アクティブデート、遠出デート、フォトジェニックデート、ご飯デート、勉強デート、漫喫デート、ドライブデート、映画デート、ホテルデート

ペアリングペアウォッチ、ペアブレスレット、ペアTシャツ、ペア古着シャツ、ペアハンドクリーム、ペアポロシャツ

ハンドメイドしたネックレス、コインケース、ガラス細工などを贈りあった
手紙も何十通送り合ったかわからない
写真、動画も沢山撮った
手作り映像もプレゼントしあってる
相手のトリセツを作り合って交換もした
彼女のお弁当や手作りケーキ、チョコは、どれもほんとにおいしかった

あっ、もちろん、ケンカも数えきれないほどした

でも、全てが想い出として残り、残っていることで、今の俺がいて、今の充実感に繋がっていると心からいえる。

彼女の存在なくして、今の俺自身も、俺が感じている充実感もない。

改めて、これまでの2年4か月、一緒にいてくれてありがとうと心から思う。そして、もらったものが多すぎて全然返せてないから、これからも返し続けていきたいから、そばにいてね。

■あとがき
”彼女からもらったものを言葉に記そう”と思ったが、言葉にするのって、やっぱり難しいね。

でも、”恋愛すること”や”パートナーと共有しあうこと”の素晴らしさが、少しでも伝わり、「恋愛したいな」とか、「パートナーをもっと大事にしよう」とか思ってくれたら、うれしいなって思う。

これからも、こんな感じで、俺とリコの話から、過去の恋愛の話、仕事の話とかを記していこうと思う。

拙い文章や表現で、読みにくいところもあったと思うし、これからもあると思うけど、読んでくれたら嬉しく思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?