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アイデンティティーオブサイアムに行ってきた(2023年6月)

ペッチャブリーで知り合った漆喰の伝統工芸職人のチャッドさんに会いにBITECで開催されていたアイデンティティオブサイアムに行ってきました。
前年はクラフトバンコクとの同時開催で来場者がたくさんいたのだけれども、アイデンティティーオブサイアムになったらがらーん。
お店のほとんどが伝統工芸ゆえんのアイテムをあつかっているので高価なんですよ!
がしかしお客さんが少ないおかげで工芸職人のみなさんやお店のからお話を聞く時間があり私にとってはよかったです。

SACITのfacebookにてイベントのおしらせや工芸職人さんの情報がアップされます。


ペッチャブリー県の伝統工芸職人

【漆喰】チャットチャワン・サハッサパート氏(チャッドさん)

お寺の扉や屋根の装飾に使われます。

ラチャブリーのナンヤイ職人さんと歓談

ペッチャブリーでは漆喰のワークショップもやっているのでやってみたい方はおつなぎします。おそらく出張漆喰ワークショップもできるかと思います。

出会いは前年、私はペッチャブリーのワットプラプラーチャイにて国鉄キハツアーのお客さん向けのナンヤイイベントにくっついていたら、同じ会場で学生さん向け漆喰ワークショップがあり知り合いました。
「日本人ですか?日本大好きなんです。アニメとか・・・。」と言われ、あー、出た出た。よくあるパターン!と思って「ありがとうございます。日本に行ったことはありますか?」と定型文かましていたら小出し小出しに出てくるわ、情報!早く言って?息子が日本留学中、娘は日本語勉強中って!ガチ勢じゃん!以来仲良くしていただいています。
バンコクに来て友達いなくてアウェイ感じてるかな?と思い、イベント期間中残業がない日は顔出してたんですが、チャッドさん、毎年参加していたり別のアート系イベントでほかの出展者とも会っているようでしたので心配無用でした。
逆に職人のみなさんを紹介していただきお世話になりました。

【テンユアック(バナナのバナナの木の幹のカッティング工芸)】ヴィリヤ・ススッティ氏

左)秒で完成の先生作 右)ひとつ作るのに数分かかったひで子作

お祝い事、葬儀に使う装飾。ラマ9世のお葬式のときの装飾で見たことがある方もいるかもしれません。ヴィリヤさんはそのときのプロジェクトメンバーだったそうです。バナナの幹は数日しか持たないのでタイ国内のテンユアック職人が一斉に集まり仕上げたそうです。


【ペーパーパンチング】ピタヤ・シンラパソーン氏


ペッチャブリー県以外の伝統工芸職人

【ナンヤイ】ジャラン・ターウォンヌグンポン氏

ラチャブリー県

おとなりの男性はナンヤイの演者だそう。私のナンヤイ愛を伝えたら照れてました。

【ナンタルン】キット・コチャラット氏

ソンクラー県

私はナンタルンも興味があるのですが、まずナンヤイと思い手を付けていません。ナンタルンはナンヤイにくらべたらタイにたくさんあるので追いつかないこと。タイ語がわからないと楽しさ半減。

キットさんもこのご自身のブースでうしろに並んだナンタルンを販売していますが、アイデンティーオブサイアムかクラフトバンコクで(記憶が曖昧)ナコンシータマラート県からこちらの職人さんもナンタルンの販売の出店をしていました。


【螺鈿(らでん)】ジュキット・スクサワット氏 

ナコンパトム県

最終日に「ニホンジンデスカ?」と声をかけられ、東京藝大とつながりがあり、東京ビックサイトで展示をしたことがあるというお話を聞きました。
ジュキットさんは英語ができるので、イベントに英語表記がなく、スケジュール表の数字までもタイ文字なため外国人にはとてもわかりにくいこと。伝統工芸職人って見た目怖くてむずかしそうな人でタイ語や作法がわからないから声かけたり、質問していいのか躊躇しちゃう。と伝えたところ、笑顔で「わかるわかる!ごらんのとおり伝統工芸離れしているからもう職人のそういう態度は時代に合わないよね。これからは私たちも自分からどんどん宣伝していかないといけない。」とおっしゃってました。私はそれには協力を惜しみませんと伝えました。横でバナナの先生が「俺だって伝えたい!だけど英語がよぉ~!」ですって。笑


【タイ舞踊仮面】ヴィスヌ・プンシン氏 

アーントーン県


【金属細工】サムニアン・ヌートン氏 

ナコンパトム県

最終日にお片付けしながらお話しする機会があったのでブース写真はございません。
私が先生の作品を見て「ここを金属で、ここをナンヤイで作ったらかっこいい。(作って?)」と言ったら「自分でやってみなさい」と言われました。笑


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ひで子🇹🇭
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