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ハーモニーワールドパペットイノベーションフェスティバル2024に行ってきた

今年もナンヤイを観るためにHarmony World Puppet InnovationFestivalに行ってきました。
ナンヤイグループはペッチャブリー県からワットプラプラーチャイ、ラヨーン県からワットバンドンが参加。

まだ興奮冷めやらない!!!!!!!
これはたぶん主催者、出演者、スタッフのみなさんも同じだと思います。イベント後Facebookで画像やビデオをアップしてコメントしあったり盛り上がってますもん。

広い科学博物館敷地内の3つの博物館が会場となっていましたが、土日にワットプラプラーチャイにくっついて行動をしていて感じたのは、公演とワークショップはラマ9博物館ととなりのIT博物館にほぼ集結されており、敷地内にある宿泊施設もディナーパーティーのホールも歩ける距離だったので暑さで疲れることなく便利でよかったです。(歩ける距離だったけどトロリーバスが来てくれるので迷子になる心配なし)

昨年は3つの博物館を横に移動し、各建物内で上下に移動し目がぐるぐるしてしまいました。
ワットプラプラーチャイのリーダー・ノイさんは歩くのがちょっと大変、ナンヤイボーイズは県外に慣れてないのでぽけーっとしたりきょろきょろしたり、おもしろそうなものを見つけると駆け足で飛びつこうとして段差でこけたり、迷子は出るわ、いくら敷地内にトロリーバスが巡回しているとはいえ移動が多いと次どこ行ったらいいのー?それはどこなのー?ととにかく大変だったんです。

さて、私はバンコクの自宅から会場まではGrabで移動しました。
ひとまずラマ9博物館に送ってもらい、あぁこの中のどこにいけばいいのだろう…となるのですが、ラッキーなことに先月おじゃましたラヨーン県のワットバンドンの子が気づいてくれてこっちだよーと教えてくれました。
またこれがかわいいの。直接言ってくるのではなくてちびっ子メンバーがお兄さんメンバーに話して、お兄さんメンバーがリーダーに確認するという。笑

今年のワットプラプラーチャイは昨年とがらっとメンバーが変わりました。
昨年いたのは今年のメンバー7人のうち3人のみであとはナンヤイ歴1年未満ですが立派に演技ができたと思います。
演目は「夕方猿を捕まえた」。ラマキエンの劇が始まる前の序章だそうです。あらすじは、白猿と黒猿は仙人につかえており、猿たちは毎日木から取ったくだものを仙人に持って行きます。がしかし、ある日黒猿が「俺が食っちゃってもいいんじゃね?」白猿は「ダメだよ!」と喧嘩になります。そして最後は仙人が猿たちを呼び出して諭すという内容です。(いつか私の日本語ナレーション付きで上演したい)

夜は演者やスタッフの皆さんと親睦パーティーがあり、ここでワットバンドンのナンヤイが観れました。
今年はステージ上ではなく、ステージ横に幕を張りより立体感のある演出。アグレッシブでのびやかで超かっこいい。(いつかガンズかスラッシュがバンコク公演で彼らとコラボしてほしい。なぜならガンズは毎回タイモチーフのツアーTシャツを作っているから。あとサバトン。シロヤマ聴いてからハヌマンの歌も作ってほしいと思い、そしてMVでナンヤイを!)

遠近法と利用しての影と立体感。美しい。
全員前に出てきてアグレッシブさを見せる
左は先月訪問したワットバンドンで写真撮影中の私に進んで説明してくれた子。「昨年のフェスティバルはまだ上手じゃなかったから来れなかった。てへ」と言ってました。また会えてうれしい。
たしかに技術的はまだなんですがナンヤイ大好きオーラと演技力が凄まじかったです。
ワットバンドンの演技のスピード!
3から5キロのナンヤイを持って早い動きをするのは若い男性だからこそできるのかも。伝統的には女性はナンヤイはできませんが、いまはそんなこと言ってたら衰退してしまうのでアンパイ先生は女の子でやりたい子がいればウェルカムだそう。ペッブリーでもタイ舞踊を習っている女児がナンヤイもやってみたいと言ってくれることもありました。
左の子はスター演者。アンパイ先生の「ナンヤイの動きは演者が自由に決めていい」という説明が彼の動きからよくわかります。他の演者はしませんが彼は半呼吸溜めたり、ナンヤイを揺さぶったりします。
ラマ王子軍とトサカン軍の兵士たち(右側は全員写っていません。ごめんなさい)
主催者であり司会の二ミットさん、ワットバンドンのリーダー・ビューさん、英語での司会者スティーブンさん
ワットバンドンのナンヤイを持たせてもらって興奮気味のワットプラプラーチャイのナンヤイボーイズ
ワットプラプラーチャイのリーダーからお話。今年はプラプラーチャイとバンドンの子たちがよく交流できたと思う。ナンヤイの将来に担う子たちだから仲良くしてほしい。


おまけ:帰りのGrabが見つからずドミトリーに1泊させてもらうという・・・帰りの足はご計画的に。


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ひで子🇹🇭
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