◆鑑賞No.44 OVA イリヤの空、UFOの夏
🔶感想🔶
◆作品No.３６
＜視聴日＞
視聴 2022.6.22
＜評価：Ａ＞
※評価は物語・好みで付けています。
（各評価＋、－）
Ｓ：面白い・大好き
Ａ：面白い・好き
Ｂ：普通・可も不可もない
Ｃ：面白くな~い
＜感想＞
やぁー素晴らしかったなー。
セカイ系とひと夏の淡い恋と葛藤をたった6話で表現していて素晴らしい。
長くても良いのだろうがこの短さが儚さとリンクして良い。
思春期真っ只中の中学生には出逢いから魅力的でヒロインの謎多き所がまた惹きつけられる。
イリヤにとって直之の存在がどう言うものなのか御守りで分かった所は良かった。
大人達がイリヤの事情を知っているからこその言い分も理解できるけど、一般人の中学生にしてみれば、個の少女で好きな女の子。イリヤの自由を取るのは当然だよね。
2人で逃亡する所は、まさにボーイミーツガールで希望すら見えて来そうなのに、隠れ家を襲撃された事から崩れていく様とか…抱えきれないよ。
イリヤの背負ってるものを中学生が受け止めるには余りにも大き過ぎて未熟過ぎる。
信じてほしいもしくは心配してほしい女心と言いますか、触れてほしい所とあえて触れない所(それが優しさだと直之が考えたのだろうと思ってます)後、現実を受け入れられないイリヤ優先に自分なりに行動してみたものの自分のキャパシティの限界に悔しさとかもあったのかな？っと。にしても台詞はイラッとしました。そんな事言うなよとww ドロっとした感情が面白い‼︎
また、榎本の存在も良いんですよ！イリヤの事を個として思いつつも世界の事も考えなくてはいけないその狭間で揺れる所とか男として直之を応援してる部分があったりで最後は本気と本気が衝突した結果なのかなと…
晶穂‼︎1番人間らしいんだよね。欲する者への嫉妬が彼女の最大の魅力。
個人的に水前寺が空気なのが残念ではある。園原基地の事掴んだのか掴まなかったのか、気になりますね〜ww
今は全て明らかにしないと酷評付けられるけど、背景の謎とか全てを明確しない美しさと言うか、自分が想像し考察する事の面白さを古い年代の作品は提供してるのが多い気がする。
注目は『ｲﾙﾉﾆｲﾅｲ』現象。
「おぉ〜っくれってる〜」はマスト笑
ハピネットのオープニングなんか壮大で良いね。
＜謎、疑問＞
◆結局イリヤはあの出撃で死んだのかい?
◆榎本は助かったのかい?
＜声優及びキャラ＞
・いきなりヒロCと浪川さんとか耳に刺激が強いわ。
・全然野中藍さんって感じしない。癖がまだない頃？癖無し声が貴重！
🔴作品紹介🔴
放送・放映期
2005年2月25日 冬
character
浅羽 直之（あさば なおゆき） : 浪川大輔
伊里野 加奈（いりや かな） : 野中藍
水前寺 邦博（すいぜんじ くにひろ） : 神谷浩史
須藤 晶穂（すどう あきほ） : 千葉紗子
椎名 真由美（しいな まゆみ） : 桑島法子
榎本（えのもと） : 井上和彦
浅羽 夕子 : 高野直子
浅羽の父 : 山崎たくみ
浅羽の母 : 渡辺美佐
浅羽の祖父 : 佐藤正治
浅羽の祖母 : 山本圭子
河口先生 : 高塚正也
監督
・伊藤尚往
脚本
・横手美智子
キャラクターデザイン
・倉嶋丈康
制作会社
・東映アニメーション
オープニングテーマ
「Forever Blue」- 今井ちひろ
エンディングテーマ
「ひまわり」 - 今井ちひろ
★あらすじ★
いつものように何も起きない、ごくありふれた夏だと思っていた…。夏休み最後の夜、浅羽直之はふとした出来心から学校のプールに忍び込んだ。彼はそこで、手首に銀色の球体を埋め込んだ不思議な少女と出会う。「伊里野加奈」…それが二人の出逢いだった。
新学期になると、伊里野は浅羽のクラスに転校してきた。他人とのコミュニケーションを苦手にしているらしい伊里野だったが、浅羽には不思議と心を開いた。二人は学校生活を通じて、次第に親密になってゆく。しかし伊里野には得体の知れない一面があった。頻繁に校内放送で呼び出されては姿を消し、様々な出来事に対して、時に自らを傷付けるような奇妙な反応を見せるのだ。そして、どこからともなく現れては伊里野の窮地を救う謎の男・榎本の存在…。伊里野の秘密は、ここ園原の軍事基地や、新聞部が解明を目指すUFO騒動と何らかの関係があるのだろうか? やがて特殊戦闘機「ブラックマンタ」の存在を通じて、彼女の背負う過酷な運命が明らかになってゆく…。
今、短い夏の永遠の物語が始まる。
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