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◆鑑賞No.73 戦翼のシグルドリーヴァ
🔶感想🔶
◆作品No.63
<視聴日>
視聴 2023.6.27
<評価:A+>
※評価は物語・好みで付けています。
(各評価+、-)
S:面白い・大好き
A:面白い・好き
B:普通・可も不可もない
C:面白くな~い
<感想>
終わりました~!めちゃくちゃ感想長いですwww
率直に面白かったです。
そしてこれはね〜。どこに焦点を当てるかによって評価が別れる気がするね。
難しいね~とっても。私は結構好きなタイプの話でした。
戦闘機が出てくるので組織系のだと覚悟していたら想像していたより見やすかった。
まずはざっくりしたあらすじ。
〝突然あられた謎の光の柱ピラー。その柱は生命を奪う。その謎の敵ピラーと大神オーディンに選ばれた戦乙女ワルキューレ達の空の戦い。〟
とこのようなお話です。
漠然と感じただけで正しい情報ではないですが、上記で書いた評価が難しい理由は複数の設定を入れているのでどこのジャンルが好きかによって善し悪しが別れるなと思いました。
大まかに分けるてみました。
*空、ミリタリー(戦闘機)
*北欧神話
*きゃわわおにゃのこ(女の子)成長物語
*拗らせさん世界巻き込み物語
とこんな感じです。どれかに好きや引っかかれば楽しく見れると思います。
結構ギャグもあるので身構えずに見れます。ただラストが綺麗に終わってないので、完結を求める方には向かない作品だと思います。
私は人の心情、感情が好きなのでそこが面白く感じました。
キャラデザが原作そのままで良いですね。さすがAP-1だけあって綺麗でした。
戦闘シーンも迫力あってよかった。
感想がどえらい長いのできっと面白かったんだろうと思いますが、謎が多すぎるのともう少し感動に持って行けたのではないかという事で、評価はSでも良かったけどA+になりました~。
<気になった事(良し悪し)>
・他の方の評価も必ず見るので、不評になっている部分を自分で感じたまま書きます。
戦闘機を扱っている作品なのに殆ど活かされていない所での不評が多かった気がします。
「ミリタリー系だと思ったのに戦闘機寄りの物語じゃない!!話が違うじゃないか !!!激おこぉおお」と燃えたのかもしれない。
調べまして、世界設定にミリタリーに精通している鈴木貴昭氏も参加している事からそこを期待していた視聴者が「騙された~」って感じになってしまったのかなと。そりゃそうだなぁと。主な話はミリタリー系じゃない。旧式戦闘機の使用もあくまで“空もの“を作る上で大変失礼な言い方をするとお名前だけ借りた感じなのかなと感じる。メインビジュアルを見ても戦闘機は凄く小さく描かれているしメインじゃないと解る。自分はミリタリーの事は全く分からないので問題はなかったです。
最新戦闘機が男で旧式は少女という構図と最新機より旧型機の方が強い設定は面白いな~と思いました。
・本作の伝えたかった事が何なのかスッと出てこなかったけど、一番印象に残ったのがオーディンの言葉で「私とお前たちで何が違う?」です。
オーディンと館山基地戦闘員たちの何が違ったのか。家族、仲間、大切なものを守りたかったのはオーディンも館山基地も同じだった。オーディンとの相違はそれを一人で背負い込んだことだった。仲間を信じ頼る事をしなかったオーディン。いくら全知全能の神でも一人では守れない。神とて他者に頼れって事かなって思いました。
超越した存在の神だけど、人間と同じ様にしても良いじゃんって表現したのかなと。
オーディンが老父より少年の姿多いのもオーディンの精神的な未熟さを表していると感じる。過去のラグナロクで負けた事を認めず、ただダダをこねている子供。
これが【拗らせさん世界巻き込み物語】に該当していますw。
オーディンがしたかった事は作中でも語られるが、いまいちよく分からない。ラグナロクはとっくに昔に起きており敗北している。それを認めたくないがためにピラーという敵を作りラグナロクの再現をしようとした。今度こそ、そこに勝利する事で失った者が帰ってくるって思っていたのかもしれない。自分自身の心のケアをしたかっただけなのか?そこは不明に終わる。
・富士ピラーは消滅したが、他国のピラーは存在している意味もよく分からない。このような部分がこの作品の一番の酷評を呼ぶ原因なのではないだろうかと思いました。
・北欧神話が入っているので神話を知らないと面白さが半減する。ゲームや漫画でもよく使用されるので好きな方は聞いた事のある言葉だけど、相関図や詳細を知らないとなんのこっちゃ?過ぎるので疑問も謎も多く感じてしまう。
北欧神話を使用した理由はWikiに載ってるので割愛します。
・自分が一番面白かったのはオーディンの拗らせの凄いところ。かまってちゃん過ぎるし、もう認めろよ。そして館山基地の皆と仲良く暮らしなよって言ってあげたいw
数多く作品見てるとだいたい共通するのが、世界を舞台とした戦の物語は1人の人物の拗らせ物語が多いwだからオイラはいつも「おい!世界を巻き込むんじゃないよ」とそのキャラに念を送っている。w
でも拗らせさん作品好きなんだよね。エヴァやルルーシュやシャナとかがコレ系で好き♡
・クラウディアが最後に殺した自分自身?あれで完全孤独になったのか?「さようならお父様。」と言ったのに即座に出て来るオーディン。ここのやりとりはどしたんや?wただオーディンの心をぶつけただけなのか?
・オーディンが死者を集めるヴァルハラの戦士は、クラウディアの事少しわかっていたようなそぶりを見せてたけど、めちゃくちゃ襲ってたね。血の効果はないの?
<謎、疑問>
◆英霊機に載れるパイロットがなぜ少女なのか?
→これは、オーディンの宮殿ヴァルハラに導く役目のヴァルキュリアから来ていると思われる。
ゲルマン神話で戦士の神オーディンに仕える武装した乙女たち。ヴァルキリーの役目は馬を駆り、戦場で倒れた勇士たちをヴァルハラに導く事。それがパイロットに選ばれた戦乙女たち。
ネームドと言われる9人はワグナーの楽劇「ニーベルンゲンの指輪」に出てくるワルキューレからと思われます。
* ブリュンヒルデ (Brünnhilde)
* ゲルヒルデ (Gerhilde)
* オルトリンデ (Ortlinde)
*ヴァルトラウテ (Waltraute)
*シュヴェルトライテ (Schwertleite)
* ヘルムヴィーゲ (Helmwige)
* ジークルーネ (Siegrune)
* グリムゲルデ (Grimgerde)
*ロスヴァイセ (Rossweisse)
ヴァルキュリーとワルキューレはイコールで英語と古ノルド語の違いだそうです。
◆そもそも終焉を迎えたラグナロクは誰と誰の戦いなのか?
→調べたら、巨人族VS神族なのね。しかもオーディンが巨人族の父ユミルを殺害して世界を創生したとなっている。そりゃ恨み買うわ。w
オーディンは様々な知識を手に入れてその為に片目も失って予知も出来るようになっていた。ラグナロクで自分達が死ぬことを予知して万全に期したのみも関わらず予言通り負けてしまった。そこで孤独になり全てを失ってしまった。なので全てを取り戻したかったのか?自分と同じ思いをクラウディアに味あわせたかったのか?結局何がしたかったのか?に着地してしまう。ww
作品違うけど自分で書いてて忘れていた・・・巨人族の父ユミル・・・進撃!!!!
にもこの神話が関わっているのか!?
◆ピラーを倒した後、樹に成るのはなんで?
→最初は理解してなかったけど、北欧神話の世界樹ユグドラシルを当てたと思われる。
◆富士ピラーを一応倒したのに、他国のピラーが残っているのは何故?
→他国ピラー。あれをオーディンが作ったのだとしたらまだ生きている。・・・と言うより死を司る神だから死ぬことが無い。あれもオーディンの気まぐれだから倒せたって思うとめちゃ納得する。つまり、懲りないって事??ww
<花言葉表現>
*花言葉は、アイテムに意味を持たせ気持ちを伝える表現方法。作品表現で用いられていると感じたものを記載しています。
◇花 名:ポピー(別名ひなげし)◇
場 面:EDの最後に出てくる花
花言葉:
ひなげし/「いたわり」「思いやり」「恋の予感」「別れの悲しみ」「心の平静」「休息」
ポピー /「慰め」「妄想」「夢想家」「願いを叶えて」
感 想:どちらもオーディンに向けられている言葉のように感じます。一応主人公の4人へは思いやりとか当てはまるかなって思うけど、本作の主人公ってオーディンなのよね。
◇花 名:ひまわり◇
場 面:館山基地花壇
花言葉:「私はあなただけを見つめる」「憧れ」
感 想:これはエピソード的にもソノと弥生に当てはまるなと思った。
<タイトルについて>
【戦翼のシグルドリーヴァ】
以下のように考えてみました。※全て憶測です。
・シグルドリーヴァ(sigrdrífa)とは、「勝利をもたらすもの」とWIKIに載ってました。これは戦乙女たちの事を表現していると思います。
<映像、音楽>
音楽:OP/ED両方曲が良い!最終回のOPに音響入れててめちゃいいぞ!やるな!って思った。
<声優及びキャラ>
・とっても魅力的なキャラが多い。どのキャラも際立っててモブですら印象に残る感じでした。 脇役でも声優陣が豪華で一瞬過ぎて解らないのもちらほら。印象に残ったキャラを書いて行きます。
●クラウディア:本作の主人公。S級エースの戦乙女。その血に秘密があり、戦場では自分のみ助かり孤独になってしまう。それに悩んでいた。館山に来てそれが解消されて可愛いクラが沢山見れる。戦場ではやはり常に冷静で強い。案外バイアス的に見ない子なので誰かが偏った考えになるのを引き戻すところがあっていい子。
●ミヤコ:私が一番好きなキャラ。いわゆる元気っこ!難しい事は考えないけど、鋭い勘があって人の心に寄り添える本当にいい子。人を信じる事に一番長けてる。オーヂンから嫌われてるって言っていた理由は最後に解るんだけど、どんな人も見捨てないガチの女神だからこそツンデレオーディンから敬遠されていたのかも。ちょっと死亡フラグ立ちそうで嫌だったけど、大丈夫でした。アズズとは一応百合設定なのかな?
●アズズ:天才頭脳の持ち主で、故に先が分かり若干落ちてしまいそうになるが、クラに助けられる。一人称がウチ。ツンデレ担当で口調も強いが一番の泣き虫。ミコの事を馬鹿x2言っているが精神的にめちゃくちゃ支えられているw最後のオーディンの変貌に呆れる顔がいいw
●ソノカ:最年少ネームド候補のピンク髪のかわいい子。案外しっかりしている風にみえるがその心はやはりまだ幼い。過去のトラウマで足踏みするが弥生の手紙で復活する。英霊機のスピード狂で腕は確か。男性諸君の好きなロリ巨乳♡やや突っ込み屋。
●里見:館山基地の司令官。飄々とした口調と態度だが、本当はよく見て考えている人。少女たちに世界を掛けた戦いをさせなければならない事に苦悩している。ちゃんと指示を下せる所は良い。平田広明氏の声ととてもマッチしている。
●弥生:元S級戦乙女。一度死にかけており唯一生還した。そのかと同じ部隊にいたがやり残した事、そのかとの復縁をさせる。男勝りないい人。井上麻里奈さんの声がまた良い。
●オーディン:大神であり人類にピラーとの戦闘技術を与えたもの。神様だけあって言っている事がどんどん中二にようになってくる。本来は老父の養子だが、少年の姿が多い。これは他でも書いたがオーディンの情緒不安定で拗らせた子供のような考えからそうしたのかと思う。もっと相談できる相手が居たらよかったのにね。
●シールド隊:一番目立つのは、館山3バカと言われるグラサン、金髪、ロンゲ。中の日とも中村悠一氏、杉田智和氏、マフィア梶田氏の時点でギャグ要因。最後まで男だったよ3人とも。他にもシールド隊居て格闘技ゲームのキャラになってて笑う。推しの梅原裕一郎さんも居た。凄く気になったのがみんな死への恐怖感が無いように描かれている。ワルキューレに看取られると英雄に成れるって部分でまとめられてる気もするけど、あまりにも恐怖心が無いから少し亡くなる時も軽いのが残念。マフィア梶田さんがマフィア梶田さん過ぎるのでご注目。中村、梶田、杉田を揃えた時点で遊んでるのよ!
パンパンぱぱパンぱぱパンパンw
🔴作品紹介🔴
放送・放映期
2020年10月3日 秋
character
▼館山基地/英霊機
●ワルキューレ
クラウディア・ブラフォード(シュヴェルトライテ)/グラディエーター MkII:山村響
六車・宮古(勇者砲/むぐるま・みやこ)/キ44-II乙:稗田寧々
駒込・アズズ(アノニューム/こまごめ・アズズ)/He100D-1:M・A・O
渡来・園香(ソノ/わたらい・そのか)/M.C.72R:菊池紗矢香
鈴原・くるみ(すずはら・くるみ)P-51D/:高尾奏音
石動・萌(いするぎ・もえ)/P-51D:相良茉優
●司令官、オペレーター
里見・一郎(さとみ・いちろう):平田広明
本庄・美智(ほんじょう・みさと):堀江由衣
和浦・野乃(かずうら・のの):日高里菜
御厨・小町(みくり・こまち):上坂すみれ
整備班長:千葉繁
●シールド隊
ロン毛:中村悠一
金髪:杉田智和
グラサン:マフィア梶田
池目・爽(イケメソ):仲村宗悟
▼欧州基地(Rusalka)
ルサルカ・エヴァレスカ/スピットファイア Mk.IX:茅野愛衣
リズベット・クラウン(ロスヴァイセ)/Bf109G-6:小松未可子
レイリー・ハルティア(リリー、ジークルーネ)/スピットファイア Mk.IX:上田瞳
アルマ・コントーロ(スヴェイズ)/ランカスター Mk.IS:鬼頭明里
▼(Sakura)
天塚・弥生(ヘルムヴィーゲ/あまつか・やよい)/F7F:井上麻里奈
●弥生隊
梅原・良悟:梅原裕一郎
竹内・博:竹内良太
松樹・元春:松山鷹志
沖田・歳三(おきた・としぞう):大塚明夫
沖田・桜(オルトリンデ/おきた・さくら)/P-51
神宮寺・晃(じんぐうじ・あきら)/F7F
▼その他
オーディン:花守ゆみり(少年の姿)、神谷明(老人の姿)
ラサ・ルリザーレ(踊る女神/所属第302戦術姫隊)/Ar234B-2:伊藤静
ニーナ・コルマコフ(地獄のメイド/所属第104戦術姫隊)/Il-2 NS-3:麻倉もも
♡推し様出演♡
梅原裕一郎氏
監督
・徳田大貴
脚本
・長月達平、鈴木貴昭
キャラクターデザイン
・横田拓己
アニメーション制作
・A-1 Pictures
オープニングテーマ
「Higher's High」-ナナヲアカリ
エンディングテーマ
「サヨナラナミダ」-スピラ・スピカ
「Fly high」-六車・宮古
★あらすじ★
――突如、地球上に現れ、あらゆる生命の脅威となった『ピラー』。 打つ手もなく追い込まれていく人類に手を差し伸べたのは、自らを『オーディン』と名乗る神の存在だった。オーディンはピラーに対抗する術として、戦乙女『ワルキューレ』と、彼女たちの翼となる英霊機を人類に授け、反撃を宣言した。 それから数年――人類とピラーとの戦いが続く空、戦翼を纏った戦乙女たちが、そんな戦乙女たちを支える男たちが、世界を救うために命懸けの空を翔けている。ここ日本も例外ではない。霊峰富士にそびえし巨大なピラーと対峙する、3人の戦乙女。いずれも腕は確かだが、揃いも揃って問題児ばかり。そこに、欧州から訳アリのエースパイロットがやって来ることになり……。 「さあ、反撃の時だ、人類。来るべき決戦の日――ラグナロクの時は近い」 シリーズ構成・脚本に『Re:ゼロから始める異世界生活』の長月達平、キャラクター原案に『魔法少女リリカルなのはViVid』の藤真拓哉、世界観設定・設定考証に『ガールズ&パンツァー』の鈴木貴昭と、強力スタッフ陣で贈る新たなる空のミリタリー、開幕。
💙画像💙
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