見出し画像

◆鑑賞No.190 デス・パレード

🔶感想🔶

◆作品No.157
<視聴日>
◆管理再視聴 2022.8.23
●過去視聴済 2016.7.9

<評価:S+>
※評価は物語・好みで付けています。
(各評価+、-)
S:面白い・大好き
A:面白い・好き
B:普通・可も不可もない
C:面白くな~い

<感想>
**ざっくりあらすじ**
ゲームをさせられるお話。「いらっしゃいませ クイーンデキムへようこそ」

コレハ~コレハ面白い~!!!!
デカダンスやモブサイコの立川譲監督オリジナル作品。
この2作品と共通する己自身と人生への問いと良悪含めこれが人間なんだとダイレクトに伝わる作品。生死論、精神論、心理が詰まりまくってる!
不思議な建物にあるBarクイーンデキム。そこに招かれた人々の人生の裁定。
人の業や欲の深さ、汚い部分をドロッとでてくる。どこまでが本心でどこまでが嘘なのか。人の気持ちは裏の裏の裏まで読めない。信用が全ての状況で人の揺らぐ心の表現を楽しんでください。
信用とは何なのか。。
裁定者とはなんなのか?
人間と人形の差は?
視聴側に問いかけるリドルストーリー。

感情や心理が好きな人に強くおススメします!

<気になった事(良し悪し)>
・これは大好きすぎる課題でした。人間の心理・心・思想・思考をじっくり考えたい作品だった。全ての人間は固体である。他人でありそれが真理。なので考えも思いも丸っ切り違うから分かり合えないのが普通で、すれ違いが起きるのも仕方ない事。
しかし、人はわかり合いたい。分かってほしい。理解したいその気持ちがあるのも事実で、寄り添い寄せて行けるのも人間ができる事なんだよね。
難しいんだよ~本当に。人の気持ちって。単純だけど単純じゃなくて悩んで悩んで欲にも負けたり勝ったり。「もおおおおうめんどくせえぇぇーー」なんだけどそれが人間なんだよね~。

・印象的だったのが6話、ギャル女子高生マユと推しのアイドル原田の回。内容は二人でツインスターゲームをする。様々な仕掛けがありピンチを迎える2人。最終的にマユは自己犠牲を選び推しの原田を救う。生物の基本は身の保身だとも思うのね。だから自分を守る事は反射的に出てしまう。原田の保身も分かるけどでも酷いと思ってしまうよね。マユのように自己犠牲が出来るその勇気が凄い事なんだよね。

・本作に絵本が出てくる。この絵本が何を言いたいのか考えてみました。
絵本には言葉を使った文面が書いてある。
言葉は喋るとき、文面で見るとき、そこに感情が無くても表せる。
表面で感じる言葉の奥の感情は分からない。気持ちを伝えるのは言葉だけでは不十分って事を伝えたいのかなと感じた。人の感情や思いなんて何が本当かも分からない。確固たるや確実、絶対なんてものは無いんだなと思った。ふッけぇ~。

<謎、疑問>
◆裁定者とはなんなのか。

→本作の謎の部分。まずは公式の情報から。

【裁定者とは、人間の魂を裁定し「転生」か「虚無」に送り出す者の事。】
ひとつ、裁定者は裁定を辞める事はできないそのために存在しているため。
ふたつ、裁定者は人間に近づく為死を経験できない。
みっつ、裁定者は感情を知る事はできない彼らは人形だから。

人の形はしているが、感情が全く無い裁定者達。その中で管理者のノーナは感情を持たない裁定者が裁きをすることに疑問を抱き感情をもった裁定者を作ろうと監視者オルクスに背く行動をしている。
疑問を抱いた時点で感情があるのでは?と無知な自分は思ってしまったけど、ちゃんと感情と思考を調べると違いがある。

*感情・・・ものごとや対象に対して抱く気持ちのこと。
*思考・・・知識や経験をもとに考えること。

ん~。違いはあっても思い浮かべる場所は脳だとするとそこまで違いは無いのかな?と思ったりもするけど、疑問は思考に当たるようなので裁定者には感情がないという事になる。
ノーナは裁定者の歴が長い。元は人形で裁定して行く中で自問自答や死に憧れたり人としての大切な感情を得てみたいと思い始めたのかな?その思いは感情とは言わないかな?
考えれば考える程難しい。。。
デキムはちゆきとの交流で感情が入ってきたからノーナの狙いは成功だよね。
結局裁定者は人間ではない。人形なら素材はなんなのか?本当の正体は不明だ。

<映像、音楽>
音楽:OP「Flyers」-BRADIOはディスコ調で良いね!作品内容とのギャップがいいよ!

<声優及びキャラ>
・ちょっと~山口由里子さんの泣きの演技ヤバ。凄すぎ。


🔴作品紹介🔴

放送・放映期
2015年1月9日 冬

character
▼タワー
デキム:前野智昭
黒髪の女、知幸:瀬戸麻沙美
ノーナ:大久保瑠美
ギンティ:細谷佳正
クラヴィス : 内山昂輝
クイーン : 白石涼子
カストラ: 柚木涼香
オクルス: 玄田哲章
C.H.A原田 : 宮野真守
有田 マユ : 種﨑敦美
▼客(1話から順通り)
たかし : 中井和哉
真智子 : 川澄綾子
三浦 しげる : 間島淳司
三浦しげる(幼少) : Lynn
宮崎みさと、高田 舞 : M・A・O
舞(幼少) : 谷口夢奈
ちさと(幼少、本人) : 畑中万里江
橘 みさき : 山口由里子
立石 洋介 : 森田成一
ゲーム音声 : 立木文彦
マネージャー : 大地葉
洋介の継母 : 冨田泰代
洋介の父親 : 菅原雅芳
洋介の実母 : 阿部里果
絵本朗読 : 伊藤美紀
藤井 : 安元洋貴
次郎 : 松元惠
ミーマイン : 千葉泉
リサ : 加藤美佐
スピナー : 茶風林
辰巳 : 藤原啓治
島田 : 櫻井孝宏
由美 : 小林優子
紗英 : 藤田茜

♡推し様出演♡
細谷佳正氏

監督
・立川譲
脚本
・立川譲
キャラクターデザイン
・栗田新一
アニメーション制作
・マッドハウス

オープニングテーマ
「Flyers」-BRADIO
エンディングテーマ
「Last Theater」-NoisyCell

★あらすじ★
「いらっしゃいませ クイーンデキムへようこそ」 何も知らない二人の客を迎えたのは、不思議な BAR『クイーンデキム』と白髪のバーテンダー『デキム』。 「お二人にはこれより、命を懸けてゲームをしていただきます」 彼の口から語られるデスゲームへの誘い。やがて剥き出しになる客達の本性。 ゲームの果てに自らを『裁定者』と明かすデキム。 裁定者デキムが二人の客へ下す裁定とは…。


💙画像💙

♥️メインビジュアル
♥️キャラクター
♥️シーン

いいなと思ったら応援しよう!