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その時を残す

写真を撮られるのが小さいころから苦手だった
最近はとりあえず写真!みたいな感じも苦手で
人に会うのがよりしんどくなった

たぶん、写真を撮られたくないのに撮られるってのが
わたしは嫌なのだ

「撮っていい?」と聞かれて嫌だというのも苦痛だったから
無理矢理笑って写った自分も
ノート言えない自分も嫌で
負のループだった気がする

そんなわたしも
自分を知りたくなると
自分が鏡で見る角度以外の自分を知ると
新たな発見がたくさんあることに気づく

誰かが撮ってくれた不意打ちの写真には
ありありと自分が現れていたりする

誰かに写真をお願いすることもあるかもしれないが
最近はセルフタイマーで写真を撮ってみている

いろんな自分を写す(映す)
いろんなわたしを知る

その時のわたしを写して残すのも
そのときのわたしを生きている気がして
なかなか楽しいものだ

あの時の傷跡も
きっと
そういうことなのかもしれない

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