話さなくても話してる
説明が多い
あれこれ先回りしてしまう
会話の空白を埋める
そういう会話をしてきたことに
そういう中にいたことに
違和感を抱くようになった
わたしはかつて
自分が話しているのに
誰かのフリみたいな
それっぽい会話して中身がなくて
自分が自分じゃなかった時代を経験してきた
話すってたぶん
言葉数や表現の多さだけじゃなくて
その人らしさが滲み出る隙みたいなものがないと
息継ぎなしで泳ぐみたいな苦しさがどこかに生まれて
チグハグな感じがするのかな
わたしは話すの苦手
それを誤魔化して適当に言葉をポンポン出すのをやめて
ただ聞いたり
その時話したいことを拙くても言い始めたり
不器用丸出しで生き始めたら
案外それが心地よい
自分の全てを言葉にしようなんてしてたわたしは
頑張っていた
けれども
苦しかった
その人それぞれ特性があるから
それを活かして生きていく
素敵だなと思ったことを
ちょっと伝えてみる
そんな等身大のわたしたちでいられたら
世界がちょっとやさしくやわらかく
誰かのことも自分のことも
もっと近くに感じられそう
話さなくても話してる
あなたの中にある光
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