輝きのみなもと〜スカステ『専科のお時間』
日曜日。
スカステで「専科のお時間」を観ました。
今月も先月と同じ、りんきら(凛城きら)さんとまゆぽん(輝月ゆうまサン)がご出演。けど、MCとゲストが交代。ゲストがまゆぽんでした。
前も書いたけど、まゆぽんが専科に異動と聞いたときは、ほんとに驚いたけど、いまや敵役、裏社会の大物などの役でいろいろな組の作品で大きな存在感を発揮しています。
舞台の上では力強く圧迫感がある演技でこわいぐらいだけれど、番組の中でりんきらさんと語り合うまゆぽんは、おっとりと穏やかで、同じ人とは思えないくらいです。これまでの回でも、MCとして先輩専科さんたちにお話を聞いている姿も、かわいい後輩という雰囲気で、どこにあの迫力を隠しているのだろうと思うぐらいです。
そういえば月組『雨に歌えば』ではリナ・ラモントで、ちょっとお騒がせだけど憎めないキャラクターで、かわいかったですね。この番組の中でも紹介されていました。
星組『1789』のペイロール伯爵は、とりわけ印象的でした。自ら鞭を振るい、反体制派たちを追い詰める姿は、ほんとうに迫力がありました。
まゆぽんはこの役のために、鞭を打つ姿が格好良く見えるように、家にいるときも鞭を持ち、ベランダで鞭を振る練習をしていたと語っていました。
その努力があってこその、迫力ある素晴らしい演技だったのですね。
ご近所の方は、タカラジェンヌとご存じだろうから、お芝居の練習をしているとわかっていると思うけれど、そうでなければベランダで若い女性が一人鞭を振る姿には、驚いてしまいますよね。
スターさんたちは、もともと持っている資質もあるとは思うけれど、このようにして常に努力を重ねているのですね。敵役であっても、美しく見えるように。そういうスターさんたちの努力の積み重ねが、あの美しく華やかな世界の輝きの源なのですね。