人生無駄なことはあるのか?
犬のお散歩中にこの朝焼けを見た。
愛犬がポールの匂いを嗅ぐのに立ち止まり、
ふと後ろを振り返ったら
この景色が広がっていた。
朝焼けや夕焼けで
綺麗な景色は何度も見てきたし、
恐らくこれからの人生でも
また何度も見ると思う。
でも全く同じものには
絶対にならないはずだから、
今この場所でこのシチュエーションで
見れるこの景色は
唯一無二のもの。
そう思うと自分の人生全てに
意味があったんだって思えた。
だってこの景色は
この時間にこの場所に
いなかったら見られなかったものだから。
離婚をしなかったら、
今の家には住んでいなかった。
離婚をしていなかったら、
今の犬との生活も違った。
今の仕事をしていなかったら、
朝日が昇る時間帯に
犬の散歩には行ってなかった。
私の元気な体が無ければ、
この日の散歩には行ってなかった、
そして愛犬が立ち止まらなければ、
後ろを振り返ることも無かった…
そしてもっと遡れば、
オーストラリアに来ていなっかったら
結婚も離婚もなかった。
留学を決めたのも、
当時の仕事をやっていなかったら決意してなくて、
その仕事は流産をしていなかったら、
きっとやっていなかった。
こうやって自分の歩んできた人生の
辛かったことも幸せだったことも、
全部…ぜーーーーーんぶが
繋がらなければ、
この景色を見ることは出来なかった。
ひとつでも欠けていたら、
違う景色を見ていた。
そう思うと、
自分が歩んできた人生で無駄だったことなんて
1つも無いって思えて、なんか感動した。
そして、こうやって今目の前に
現れている現実は、
すべて奇跡なんだと思えた。
生きるって素晴らしい。
地球って美しい。