![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170652778/rectangle_large_type_2_77fc1db007fdf4d0ca9ed1e1a7f7e208.jpeg?width=1200)
「エレファント・マン」監督:デイヴィット・リンチ/1980
昨日に続き、本日もデイヴィット・リンチ作品をピックアップ。
こんなお話
外見をもったジョン・メリックは
「エレファント・マン」として見世物小屋に立たされていた。
ある日彼を見世物小屋で見かけた外科医、フレデリックは、
研究を理由に病院の屋根裏部屋に住まわせ始める。
マキネマレビュー
カルト映画で有名なデイヴィット・リンチ監督作品の中でも
比較的ノーマルでわかりやすい、ザ・感動作。
醜い外見を笑う者、見世物にする者、そしてそれを守る者。
偽善者ではないかと自らに問いかける医師・フレデリック。
考えさせらることが、たくさんあります。
頭蓋骨が肥大し、明瞭に話すこともできないエレファントマンこと
ジョン・メリックは美しい心の持ち主。
彼を全身で演じたジョン・ハートの演技力、医師・フレデリック役のアンソニー・ホプキンスの優しい眼差し、心の葛藤を表す微細な表情。
![](https://assets.st-note.com/img/1737213697-qZIFTSDcXEbtAdOWKj3mpsV0.jpg?width=1200)
個人的にアンソニー・ホプキンス出演作ではこの作品の彼が一番好きです。
物語も、登場人物の一人ひとりも、もちろん映像も。
実験的でありながら、深く心に響く「悲しく美しい」物語です。
カルトと毛嫌いせず、万人に見て欲しい作品です。
エレファント・マン
原題:The Elephant Man
1980/英・米/東宝東和
監督、脚本:デイヴィッド・リンチ
脚本:クリストファー・デ・ボア、エリック・バーグレン
撮影:フレディ・フランシス
音楽:ジョン・モリス
<出演>
ジョン・ハート
アンソニー・ホプキンス
アン・バンクロフト
ジョン・ギールグッド