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【台湾-31】台北・Mirufi Bar~林森北路に佇むメイドバー~(第86回)
バーに近い雰囲気?で楽しい日本語接待
台北駅から北東、MRT中山駅からは東に、いずれも徒歩圏内となる「林森北路」と呼ばれる一帯。特に日本人の駐在員には有名なスポットかもしれません。
ここは❝夜の街❞(もちろん日中営業のお店もありますが)、外国人向けの居酒屋やバー、スナックが軒を連ねており、日本語で書かれた看板も数多く見られます。そんな街にあるメイドバーが『Mirufi Bar』。日曜定休で営業時間が21時~27時といった要素も、今流行りの日本のコンカフェに似ていると思います。
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酔客もチラホラ見られます。やや暗めの道が多い一方で、危険は感じませんでした。
場所は南京東路から3つほど奥の小路に入った所に位置しています。MRT駅からのアクセスは微妙なところですが、中山駅、松江南京駅から丁度真ん中にあり、それぞれ徒歩10分といったところ。
酔客のトラブルが林森北路ではよく発生すると聞いていた私。やや緊張気味に足を踏み入れましたが、道がやや暗い以外はさほどスリルを感じませんでした。
『Mirufi Bar』の近くでは、日本人ビジネスマン二人と現地のスナックのお姉さん?が楽しげに話していました。さて、いざ中に入ってみましょう。
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路面店なので見つけやすいですが、これは別の意味で入るのに勇気が要ります。
少し緊張しながら入ってみると、スタッフの男性1人、メイドさんが1人。中は完全にバーの様相です。先ほど訪れた『DEVIL KISS』(現在は閉店)とは雰囲気が異なります。
日本語が通じない中、スタッフさんとメイドさんが英語で説明してくれました。1時間の入場料が500元、飲み放題は1時間1100元とのこと。彼女達が「ここはメイドバーです」と言ったように、女僕酒吧という括りなので他のカフェとは異なるのですが、日本のコンカフェとそう変わらない水準のよう。ただ、台湾基準で言うと高めではありますね。
何となく、日本で地方のコンカフェに訪れた時の雰囲気に似ている気がします。フードはチーズ、天ぷら、ミートボールなど。完全に酒のつまみです。話しているうちに「嘔吐禁止」を強調されましたた。過去におイタしたお客がいたのか、酒に弱そうに見えたのか?(笑) まあ、一般的に日本人は酒に弱いですからね…。
ハイボールのソーダ割りを作ってもらい飲んでいると、さらにもう一人のメイドさんが勤務を始めました。
「あー!!」 先に声を上げたのは彼女の方でした。何とその子、私が3、4時間前に訪問した西門のカフェ『朱雫 Maid Café』で、お客さん(お嬢様)として近くの席に座っていたのでした。
片言にて「日本人のお客さん珍しかったね、だから覚えてたよ!」と。いやいや、メイドカフェ・バー界隈の世界は狭い! 悪いことはできませんよね(笑)。
「スゴイネ~」「カッコイイ!」と、口癖かリップサービスか、何かとテンションを上げてくる彼女。南国の女性って感じがする…と言いますか若干フィリピンパブのノリに似ている気も(笑)。それでも悪い気はせずに話していると、「カラオケ歌う?」と勧められました。こちらは無料らしいです。
当然ながら、彼女達は私より圧倒的に若いです。日本人の私が知らない日文の流行歌を次々に入れていき、私も「紅蓮花」「うっせえわ」といった、かろうじてオッさんでも知っているメジャーな曲を。
一人で歌うものかと思っていましたが、デュエットしてくれるのは嬉しいもの。しかし、「化物語」EDの「君の知らない物語」は知らない様子でした。あれ、もう世代が変わってるのか…?
そして女の子達は歌が上手かったです。文字でというより耳で覚えることができている様子。もちろん、スマホで写真も撮って頂きました(200元。チェキは250元です)。サービスで3枚も撮ってくれて、感謝です!
少しお値段は高めではありましたが、お世辞でも「楽しかった~」と言われて悪い気はしません。満足してこの日は、臺北轉運站(バスターミナル。歩いて20分足らず)から高雄へ向かうべく、過酷な深夜バスに乗り込むのでした…。
★お店の情報
アクセス:MRT中山駅3番出口徒歩10分/MRT松江南京駅1番出口徒歩10分
住所:台北市中山區林森北路133巷37號
営業時間:21時~27時(日曜定休)