【台湾-40】桃園・魔幻之森~限定女僕咖啡廳~発見難易度高めだった屋根裏系カフェ~(第101回)
路地裏のメイドカフェ。現在は移転
世がコロナ禍で騒ぎ出す以前から、桃園市の中壢には数軒のメイドカフェがありました。人口集積地帯に位置する上、『中原大学』など教育機関も複数あるためニーズがあるのでしょう。
それらのお店が日本人に知られているわけもなく、ある店舗では「日本人のお客さんは初めて!」と言われてサービスされ、勝手に悦に浸っていたものでした(笑)。
それが、私が渡航できない間に全て閉店してしまうことに。無念の思いでいっぱいでしたが、2023年に入って当地にメイドカフェ復活の兆しが。嬉しいことに、中壢界隈にはまた複数の店舗が存在するようになりました。これは何としても訪れなければなりません…。
ただ、中壢のカフェは相対的に難易度が高いです。そもそも台北駅から中壢駅までは片道30分以上かかる上、以前から駅の徒歩圏内にあるお店はなく、いずれもバス等でアクセスする必要があるのがその理由。2軒廻るとしたら、午後から夕方まで時間に余裕を持って訪れた方がいいと思います。(追記:その後事情は変わりました)
今回紹介する『魔幻之森~限定女僕咖啡廳~』駅は、現在でこそ中壢駅付近に位置していますが、私が訪問した時は到達難易度が高めでした。
北側の出口「前站」に下車しバス乗り場へ。最寄りの普仁新村バス停までおよそ10分です。そこからが大変で、Google Mapには表示されているもののカフェ自体が入り組んだ路地の一角にあって見つけるのに難儀しました。番地表示でようやく見つけることができたほどです。外観も全くメイドカフェという雰囲気ではなかったので「大丈夫だろうか…?」と一瞬心配しました。現在はどうなっているでしょうか?
屋根裏に素敵な空間を発見!
DIY感が漂うお店では、ベルを鳴らすとメイドさんが案内してくれました。客席は2階。私が訪れた時点では貸切状態でしたが、やがて数人が来店してきました。
店内で日文を話せたのは3人。すなわち、私とメイドさん一人と、隣に座った女の子です(一人称は「オレ」でした)。二人とも大変優しくてありがたい。
ここでも「日本人は初めて!」とのこと。私がよほど奇特なのでしょう。ただ、『中原大学』がすぐ近くにあるので大学生がよく通っていたのかもしれません。
お昼時だったのでフードも頂きました。チェキ、ドリンク、ナッツ?のようなお菓子とフライドポテトのセットで480元。ポテトをつまみながら店内の様子を見ていると、まず制服は自由らしいです。JK風の制服が多いですが、皆さん好みがあるようでバリエーション、着こなしも様々。
この日は生誕イベントということで、メイドさんがライブを披露してくれました。曲は「サインはB」。「推しの子」の劇中歌です。さすが日本文化だな…と感心。
ところで、終盤に出勤してきたやはりJK制服の女の子が、正直なところ声も顔も完璧でした。先週東京を旅行したという彼女、何と初出勤だったような。
私が中国語を満足に話せたら、もっとコミュニケーションがとれたかもしれません。うーん、移転後の店舗にまた通いそうですな。
★お店の情報★
アクセス:中壢駅前站下車徒歩6分
住所:320台灣桃園市中壢區永樂路29號 1樓
営業時間:月曜~木曜14時~20時 金曜~日曜12時~21時