【香港-8】香港・糖果工房 Sugar Factory Cafe~繁華街の一角で甘い夢を~(第27回)
意外な場所に入口がある
香港のメイドカフェに帰宅するには下調べが重要、と何度も書いてきました。しかし、いくら調べていても「まさか、こんな所には…」という思い込みから発見に手間取る事態も起こり得るのが香港です。
今回紹介する『Sugar Factory Cafe』などが入居する『恆威商業中心』は、私と友人Oが印刷した地図をもとに二人がかりで探しても、しばらく見つけられないほどでした。近くのキオスク的雑貨屋のおばちゃんへの聞き込みでどうにか解決した次第です。今回は、ビルへの行き方も他より詳しく紹介したいと思います。
メイドカフェ色薄め、飯はメチャクチャ旨し
まずは油麻地駅のA1出口を目指しましょう。ネイザンロードに面する『信和中心』(香港のオタクビル)とは反対側に位置する出口です。地図上ではここから北上して3分なのですが、❝思い込み❞のトラップに引っかかると永遠に見つけられない可能性さえあります。
ネイザンロードから登打士街の通りへ左折。Google Mapではこの道に面しているように見えますが、そうではありません。左に曲がり少し歩くと、いかにも怪しげな小路への入口が存在します。ハッキリ言って、初訪問時は恐怖さえ感じたレベル。だが、実際は何ら問題ない(一般的な注意は必要)ばかりか、何とこの小路沿いに『恆威商業中心』はあるのでした。
たかが小路と侮るなかれ。この通りにメイドカフェがあるという事実を、大の大人二人が「まさかここじゃないよな~」とスルーしていたほどです。思い込みというのは恐ろしい…。
さて、実は私の香港メイドカフェデビューのお店はこちらです。夕方から営業開始の多い香港で、ランチの時間帯から楽しめる数少ないカフェというのが決め手でした。
白と薄いピンクを基調とした内観はシンプルで、一瞬「本当にメイドカフェなのか?」と疑ってしまうほど。でも、現実に体操着っぽい衣装(?)のメイドさんが応対してくれます。ただ、家族連れや女の子同士も来店しており、他のメイドカフェより接客がややあっさりしているかな、という印象です。
帰宅する日にもよると思いますが、比較的日本語は通じない雰囲気。初めて訪れた際は、大阪に行ったことがあるというメイドさんが応対してくれました(この時は英語オンリー)。
二度目は東京(武道館ライブやメイドカフェなど)に2回、沖縄に1回行き、今後日本全国を巡りたいという野心溢れるツインテールの子ともう1人と話ができましたが、やはり中国の普通語と英語を織り交ぜたもの。日本語はカタコトレベルでした。
挙句、香港のキャバクラ?で働いていたというイケメン常連客に通訳してもらうことにも(本当にありがとうございます…)。
個人的に、ここの一番の良さは料理の美味しさにあると思っています。やや高めの価格設定とはいえ、カレーライスの絶妙な辛さ加減とハンバーグの肉の柔らかさといったら最高です。グルメにうるさい同行者Oも絶賛していたほど。2回目に食したリゾットも美味でした。
料理が美味しいので、ここはお昼時に訪れるのが吉だと考えています。おそらく厨房に入っているオタク風(失礼)のおじさんがいい腕前なのでは? 中華料理巡りに飽きた、日本料理が食べたい、という方にもおススメです。
メイドカフェ色も薄めなので、ちょっと落ち着きたい、休憩したいという方も気軽に是非訪れてみてほしいと思います。
★お店の情報★
アクセス:MTR油麻地駅A1出口徒歩2分
住所:旺角登打士街36號 恆威商業中心13樓全層
営業時間:13時~22時