【韓国-8】ソウル・MaidCafe BulterCafe Kawaii~ムードたっぷりの浪漫空間~(第117回)
韓国唯一のメイド&執事カフェ
ここまで「メイドビル」の制覇編を書いてきましたが、この日最後に訪れたのは少し離れた場所にある『MaidCafe BulterCafe Kawaii』(메이드카페 집사카페 카와이 홍대점)。最寄り駅は地下鉄6号線の上水駅。2番出口を出て、そのまま北上すれば徒歩5分程度で到着します。
ところで❝Bulter❞とは「執事」の意味。普通、メイドカフェと執事カフェは客層が異なるとして別個に設けられていることがほとんどだと思います。
一方でこのお店は、同じ空間にメイドさん、執事さんが共に給仕している様子。実情そうなっているお店は稀に見かけますが、そこをPRしているカフェは皆無に等しいです。一体どんな体験ができるのでしょうか?
趣たっぷりのゴージャスな客席
他店とは少し異なる佇まいにおずおずしながら2階へ上がると、確かに営業されていました。まずは長身の執事さんが出迎えてくれます。日本語はわずかに通じるようで、基本は英語でのコミュニケーション。
客席スペースは1人席を合わせると7組ほどが入店できるようです。この日は女性グループ客が1組いらっしゃいました。
驚いたのは空間へのこだわり。薄暗い店内は古典的な調度品、インテリアが目立ち、高級感があふれています。1人席など普通はちょっとしたソファー程度ですが、まるでリクライニングチェアのように座り心地の良い豪華な椅子でした。親戚がDMZ(軍事境界線)のツアーガイドを勤めているという執事さんにシステムを教わります。
中世の貴族が付けていそうなメガネを装着し、メニューは電子パネルから選ぶ方式です。ドリンクはアルコール、ノンアル共に揃っていました。
やがて、「キツネ」をモチーフにしているらしい執事さんもやって来ます。とはいえ、私の目的はあくまでメイドさんとのトーク。当然執事さんも察しているようで、やがてグループ席での接客を一通り終えたメイドさんが私の方へ話しかけに来ました。
この子のカタコト具合が最高でした。「あっとふぉーむカフェ」のhitomiさんが憧れ(本当にこの言葉は頻繁に聞きます)という彼女は、10月から新宿へファッションを学びに行くと言います。
ライブでダンスも披露してくれましたが、曲は確か「永遠メイド主義」。まさにあっとふぉーむカフェのテーマ曲、圧倒的に有名な正統派メイドカフェに心酔しているようでした。ちなみにMCはキツネモチーフの執事さん。何を話しているかは全く分かりませんが、なかなかの盛り上げ上手なよう。
彼女は途中で「食事休憩するね、ありがとう♪」と言い退席されました。裏手に休憩スペースがあり、会計時にチラリと見えます。どうやらオムライスを頂いているようでした。
徹底した世界観の中で楽しんだメイド&執事カフェ。最後に注意点を。こちらの会計は原則キャッシュレス決済のようで、韓国で使われている決済アプリのみが利用できクレジットカードも使えないようでした。
私は例外的に現金で支払わせてくれましたが、一応韓国で使えるキャッシュレス決済について調べておいた方が良いでしょう。(私は全く分かりませんでした…)
★お店の情報
アクセス:上水駅2番出口3分
住所:ソウル市麻浦区ワウサンロ14ギル4 2階
営業時間:平日15:00~24:00 土曜・休日14:00~24:00