【台湾-50】台中・櫻桃丘比特女僕咖啡~アメリカンテイストが映えるビビッドなカフェ~(第121回)
英名は“Cherry Cupido”
今回紹介する『櫻桃丘比特女僕咖啡』は、台中随一の繁華街である一中街の中に位置しています。英語では“Cherry Cupido”。どことなくレトロな響きも感じる店名は、訪れてみると確かに70年代頃のアメリカンテイストを感じる楽園でした。
一中街を見渡せるビビッドカラーの空間
場所は、台湾のチェーン書店『墊腳石圖書文化廣場』の角を右に曲がってすぐ。1階にややアメコミ?の雰囲気を残す女の子のイラストがあるので分かりやすいです。階段を登り2階の美容院を横目に素通りしていくと、すぐに3階の入口へたどり着けます。
店内は30人ほどが入れるキャパがあり、ライブもできそうなステージもあります。休日の昼下がりとあってか、かなりの客席が埋まっていました。最低消費額は平日が200元、休日は250元。少しだけ日文ができる子を含め、4、5人のメイドさんがいました。薄いピンクや極彩色が上手く使い分けられた内装は、どこを撮っても絵になるような気がします。
他の女僕咖啡と一線を画しているのがメニューです。クラシカルな美式(アメリカ式)をイメージしているらしく、例えばハンバーガー、パフェ、ミルクセーキ、コーヒーゼリー、アイスクリームなど、日本でもかつてデパートの屋上レストランで提供していたようなラインナップだと感じました。表記は中文と英語ですが、写真があるので注文はしやすいです。私はパフェ、ドリンク、拍立得のセット(455元)を頂くことにしました。
メイドさんは慣れない英語を駆使しながら、時にはお隣のお客さんに通訳してもらいつつ色々と話しかけてくれました。メイドさん曰く、このカフェはキューピット(天使)の誕生日と同じ日に開店したらしいのですが…。そもそも天使の誕生日なんてあったのですか? 調べてはみたものの全く分からない。私は宗教的な話に疎いのだけども…まあそういうことにしておきましょう(笑)。
「日本(東京や大阪)に行きたい」と話す子もいました。曰く、自分の人生が退屈で、自身を変えるために新しいことをしたいと。旅行先でもショッピングより良い景色が見たい、しかしお金がない…と話す彼女。そこまで深く考えていたかは覚えていないですが、私も青春時代などはそんなことを考えて悶々、鬱々としていた気がします。
当然のように拍立得も撮って頂きます。とっておきはチェリーポーズらしいですよ。実際にお店を訪れて確認されたし。
女の子の制服はこれまたビビッドで可愛く、昔の日本のパーラーにもあったような色合い。アメリカに馴染みがなくとも、どこか懐かしさを覚えるカフェでした。他のカフェでもメイドさんからの評判は良かったので、今後さらなる人気店へ成長する可能性があります。独特なメニューも含め、要チェックのカフェだと思います。
★お店の情報
アクセス:台鉄台中駅から路線バス73路などに乗車し國立臺中科技大學下車、徒歩1分
住所:台中市北區三民路三段94巷7號3樓
営業時間:13時~21時(月曜定休)