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【北海道-16】室蘭・メイドカフェバーろみしん~道南の港湾都市で過ごす夜~(第55回)


安倍なつみ、安倍麻美姉妹の故郷へ


少々古い記憶ですが、私はかつてモーニング娘。の大ファンでした。もっとも、中学校時代はクラスメイトの多くがそうだったとも言えます。
私の❝推しメン❞(当時この言葉はなかったですが)、安倍なつみさんは出身地が北海道室蘭市ということで、同じ道産子の私としては何だか嬉しくなるばかり。ほどなくして芸能界デビューした彼女の妹・安倍麻美さんが、生まれ育った街のことを❝ガシラン❞(東室蘭の略)と称していたのを、高校時代に大枚をはたいて買った写真集で拝見しました。
それから時は経ち、2020年に初めて室蘭を訪れてから2年後の2022年、この地で唯一のコンカフェ『メイドカフェバーろみしん』へ足を踏み入れることにしたのです。

最寄り駅の東室蘭駅へ到着後、徒歩10分ほどのビジネスホテルに荷物を置いて再び街に出ます。ホテルから歩いてすぐに、繁華街・中島町が見えてきました。コロナ禍もあってか結構静まり返っていますが、飲み屋が現れるにつれ、少しずつ人の気配もしてきました。ドデカい『MEGAドン・キホーテ 室蘭中島店』がシンボルでしょうか。

ここはバーか、スナックか…? 地方の濃密さが!


目的地の『メイドカフェバーろみしん』には21時30分頃に到着しました。既に営業しており、先客が3、4人ほどいらっしゃる様子。全員が地元の常連客っぽいです。異邦人はさすがに私だけか。

夜のあらゆる娯楽が揃う雑居ビル「橋本第二ビル」の1階にお店はあります。
ビル前に看板も。飲み屋が連なる通路、みたいなのがあり、少し進んだ先には独特の看板が。
手作り感溢れるポップが好印象! 知る限りチェーン店ではなく地域密着の個人店(?)。
個人的に、このような❝孤高の存在❞には是非とも健闘して頂きたいところ。

カウンター5、6席+向かい側にも部屋(やはり5、6席)がああります。一部屋で収容できない際は、向かいの部屋も開放するみたい。この日も、22時過ぎになると一部屋では満席となってしまいました。このように地元客に愛されているコンカフェ・ろみしんにて、この日出迎えてくれたのはメイドさん3人。
この辺の居酒屋は日・月曜休業が多く、「飲み屋代わりに訪れる客も多いよ」とはメイドさん談。なるほど、訪問日は日曜でした。一方で翌日が祝日でしたので、余計に賑わっていたのかもしれません。

一応フード(オムライスなど)もあるようですが、ドリンクがメインの雰囲気です。キャストへのドリンクシステムも。チェキが500円と大変安いのは好印象でした。
お隣の席にはおじいちゃん…カラオケが歌い放題でもあり、スナックのような、独特の空気感が醸し出されていました。おじいちゃんがシャンパンを空け、そのおこぼれを有難く頂きます。
なかなか饒舌なお方で、前半はメイドさんよりそのお方と話す時間の方が長かったような…? そんな空気で、時折「スーパー銭湯のような名前を名乗る女の子」と顔を合わせて笑う。「こういうこともあります♪ むしろすみません…」と、笑いながら小声で話してくれた。すごくいい子でした。
にしても、人生の大先輩が繰り出す小難しい話にもノってあげるメイドさん方…本当に大変な仕事よ。

シュタゲ好きに悪い人はいない!


お酒を飲みながら、眼鏡の女の子とはまどマギの話。お客さんも増え騒がしくなってきたしそろそろ…と、そう思っているとロングヘア―の女の子と話してみると、とある話題でカッチリ合うことになりました(笑)。
何とシュタゲの大ファンとか! 何だ、最初からこの話出しとけば良かったのか。女の子曰く「アニメそこまで詳しくないって言ってたから控えてたんですよ!(笑)」と。なるほど、最初から好きなものを公言しておいた方がこういうお店では良いのかもしれません。その後30分ほど話が弾み、もちろんチェキはその子と撮らせて頂きました!

住所は「メイド星」で年齢は「永遠の17歳」と語る子と、存分にトークが楽しめた素敵な夜となりました。「スナック」というだけの印象で帰らず、話してみて大変良きでした!

札幌~室蘭間は、特急列車を使って1時間半。決して近い距離とは言えませんが、それは札幌を起点とした話。青森から室蘭へフェリーが就航するとの話もありますので、時には船旅で道南の港湾都市に上陸してみるのも一興と言えましょう。


★お店の情報★

アクセス:東室蘭駅徒歩14分
住所:北海道室蘭市中島町1-14-7 橋本第二ビル1階
営業時間:月曜~木曜21時~27時 金・土曜17時~27時


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