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【台湾-49】彰化・莎莎給優女僕咖啡廳~彰化唯一のメイドカフェ~(第120回)

思い込みを覆し満を持して開店

台中から近い彰化に、新しくカフェが開店しました。今まで女僕咖啡がなかった街に、新しく出店することはそうないだろうという思い込みを覆された形です。その名も『莎莎給優女僕咖啡廳』。日本語の「ささげよ」を中文で当て字にした店名です。
“未訪問の街マニア”の私としても、行かないわけにはいきません。先ほど挙げた『彰化扇形車庫』の見学がてら、念のため予約した上で出かけたのでした。

食文化の違いと怪しげなホスト

まずは所在地の確認から。最寄り駅は台鐵の彰化駅で、駅を出て左に曲がり三民路という大通りをひたすら道なりに歩き、およそ10分で到着します。
店先の装飾は派手で、等身大のレム・ラム(リゼロのキャラクター)をはじめ、フィギュアが外にも見えるようにギッシリと並んでいるのでまず迷うことはなさそうです。

珍しい装飾に「莎莎給優」の文字が。周囲のお店とは趣を異にしています。

15人くらい入れそうなやや小さな店内にも、店主のこだわりかフィギュアが沢山。「ちいかわ」のぬいぐるみも置かれています。メイドさん2人が出迎えてくれ、ありがたいことに金髪の子がわずかながら日本語を理解してくれました。

所狭しと置かれているフィギュア。オーナーさんの趣味?

最低消費額は200元と標準的。ちょうど限定メニューとして「餃子セット(ドリンク+チェキ付き)」が520元で販売されていたので、そちらを注文しました。
出てきた料理を見て驚愕。何と餃子が12個、丸く陳列されているのです! これはなかなかボリューミーだ…。メイドさんに日高屋の餃子定食の写真を見せて、「日本ではご飯と一緒に餃子を食べるよ」と言うと驚いていました。現地では餃子単品で食べるのが一般的なのですね。

餃子の迫力が半端ない! お隣の饅頭?も独特で異文化を味わいました

メイドさんは今度、大好きな「なにわ男子」のライブに行く様子。あと、どういういきさつかはよく分からなかったですが、名古屋にいるホストと電話?をしたことがあるとか。「君が一番可愛いよ」と言われたそう。それを受けてもう一人が「みんなに言ってる~」とw まあホストだからね。
もう一人の子はおっさんが好きだとか。日文はあまり出てこないですが、「ウワキ!」「日本のカレシ」みたいな単語は登場しましたw
話していると、黒髪の子もごく初歩的な単語は知っている様子です。好きな漫画を尋ねると「ウルサイヤツ」とのこと。つまり「うる星やつら」だった(笑)。「可愛いモノを見ると殴りたくなる」という特殊な性癖(?)の子は、ちいかわのぬいぐるみをボカボカと殴りつけていました(笑)
日本に行ってみたいが、時間とお金が無いと言います。聞くと、1か月ほとんど働きづめで休みがなくビックリしました。私ならこの生活は耐えられない…。もちろん、楽しんで働けているのなら良いことだと思います。

支払いはQRコード決済などにも対応している様子。ガラポンはくじのイベントで使うのかな?

そして、個人的に素敵だなと思ったのは、台湾地下アイドルのBGMが流れていたことです。私が推している子が所属している「月宵◇クレシェンテ」の歌が2曲もかかっていました。
それだけでも気分が良くなったのに、帰り際に台湾語での「ありがとう」「どういたしまして」を教えてくれたのが何だか嬉しかったですね。前者は甘蝦(ガンシャー)、後者は免客氣(メンケーキ)と言うらしいです。特に台湾南部では台湾語を使う文化が色濃いので、今度の訪問では使ってみたいなと思いました。


★お店の情報

アクセス:台鐵彰化駅徒歩11分
住所:彰化縣彰化市三民路261號
営業時間:11時30分~16時30分・17時30分~20時30分




[1] このほか、「甘溫(ガンウェン)」といった言い方もあるそうだ。

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