【香港-19】香港・The Misty~気分は自宅?クッションに座りごゆるりと~(第90回)
❝霧の中❞に現れるアットホームな空間
昨今の香港で女僕咖啡(メイドカフェ)が急増しているのはご周知の通り。『Maid Planet』のように大型店かつ有名なお店があれば、オタクさんの隠れ家のように小規模なスペースで営業しているお店もあり多種多様です。
今回紹介する『The Misty』は後者のタイプ。こじんまりとした空間でご主人様をお待ちしている、まるで❝アジト❞のように、霧中のごとくひっそりとたたずんでいます。
場所はおなじみ、旺角・油麻地の一角。両駅のおよそ中間にあり、旺角駅からはE2出口を利用し4分、油麻地駅からはA2出口を使い6分といったところです。❝オタクビル❞として名高い『信和中心』の裏手と言えば分かりやすいでしょうか。彌敦道(ネイザン・ロード)の一本右側にある西洋菜南街に面する『百寶利商業中心』の14階にカフェがあります。
14階まで上がっていくと、メイドさん3、4人が出迎えてくれました。カタコトの日本語で、靴を脱いでシューズボックスに入れるようお願いされます。室内は土足厳禁、案内されたのはクッションのあるテーブル。
およそ10人ほどが入店すれば満員になりそうな空間なので、団体さんが予約したら貸切になりそう。14階だけあって、外の眺めはなかなかのものです。
(私事ですが)以前勤めていた会社の同期に雰囲気が似ている子は、日本語がほんの少し(と言っても日常会話は問題なし)話せるよう。他には快活そうな子、少し大人しめの子などが。英語が分かる子に対しては日文ができる子がフォロー、翻訳してくれました。有難い…。
ドリンクとケーキのセットなど、メニューは3つの中から選べます。2時間の滞在で200香港ドル未満だったと記憶しています。春節直後だからかチャイナドレスを着たメイドさん、あるいはほぼ部屋着の女の子達との時間はほとんど、トークをして過ごしました。
『@ほぉーむカフェ』のレジェンドメイド、hitomiさんが香港に来た時のことを、ある子はとても嬉しそうに話していました。(2024年1月に『Maid Planet』にいらっしゃったそうです)
「クマ…?」「イヌ…??」一人のメイドさんが描いてくれた絵にみんなでツッコミが入る瞬間も(笑)。
そんな中ひときわ盛り上がったのは「臭豆腐」のお話。「メッチャ臭いけど色んな味があるよ」と、未だ臭豆腐未経験の私に優しく教えてくれます。地元香港人でも好みが分かれるのか、「全然食べない」という子もいらっしゃいました。
実はこのお店からも見えるのですが、近くの『イオンスタイル旺角』(イオン)の向かいに臭豆腐屋さんがあるのです。AEON近くに行く度に「ああ、臭豆腐や…」と毎度匂いに悩まされる私。
皆さんもしっかり分かっているようで、「そう、そこそこ!(笑)」とテンションが上がって(?)いました。そんな平日昼下がりのひと時。❝霧の中❞をテーマにした『The Misty』に流れる時間は、とてもゆったりと心地の良いものでした。
★お店の情報
アクセス:MTR旺角駅E2出口徒歩4分
住所:香港旺角西洋菜南街1A號 百寶利商業中心14樓01室
営業時間:平日17時~22時 土曜・休日14時~22時