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【台湾-43】高雄・可莉茉姆女僕餐廳~台湾高速鐡道の乗車前にもいかが?~(第104回)


当て字の「可莉茉姆」。その意味とは…?


2007年の開業から15年ほどが経ち、既に台湾の移動には不可欠な乗り物になった台湾高速鐡道。高雄市内の玄関口となるのが左營駅です。左營駅は市内中心部からは離れていますが、MRT紅線の駅や台鐵新左營駅も隣接しており、高雄中心部へも電車で10分程度とロケーションは抜群。
そんな高鐵を利用する人にとっての朗報があります。駅前に左營区初のメイドカフェ『可莉茉姆女僕餐廳』が2023年末に開店したのです。土曜・休日は12時30分からオープンしており機動性が高く、高鐵を使う際にはぜひ訪れておきたいお店です。

場所は左營駅から伸びる重信路に沿って徒歩5分程度。店舗は1階にあり、メルヘンな外観からすぐに見つけることができました。ハイテンションな金髪メイドさんと、清楚な雰囲気が漂うカワイイ系のメイドさんが出迎えてくれます。

外観はおしゃれなカフェ、隠れ家といった雰囲気。看板が出ておりすぐに判別できます。
「お帰りなさい」と日本語で書かれたイラスト付きの看板もいい味出してます。

中央にカウンターがある珍しい?造りで、客席は20くらい。パステルピンクが鮮やかで、どこかロココの香りが漂います。
店名の「可莉茉姆」の発音は”kě lì mò mǔ”。つまりこれ、日本語の「贈り物」の当て字です。私としては可愛いメイドさんに歓迎されること自体が既にギフトなのですけど、さらにありがたいことに色々話しかけてくれました。

メニューはデザートとドリンクが中心で、布丁(プリン)100元。チェキは「簡単なやつ(メイドさん談)」180元とのこと。ちなみにこの日はロリータデーで、清楚系の衣装を着用されていましたが、普段はシックなモノクロのメイド服だそうです。

清楚なメイドさんの日文はなかなか絶妙に可愛かったです。いや、日常的な会話で意思疎通ができる時点で相当上級なのですけど、彼女自身が言うには「ほんの少し」とのこと。ハイテンションな子や他の子も「スゴイネ―!」「カワイイ!」といった有名な日本語は知っている模様。
皆仲が良さそうで、何を話しているかは分からないですがじゃれ合っている感じ。見たところ、清楚メイドさんは他の子から適度にいじられ、愛されているように見えました。美景です。

プリンと試験管に入ったドリンク。この試験管は他店でもたまに見ますが、
メイドカフェ界隈では流行っているのでしょうか?

愛想がとても良い清楚メイドさんと話が弾みます。高雄のおすすめスポットを聞くと「駁二藝術特區」がお気に入りらしいです。動物好きのようで、犬、ハムスターを飼っている様子。市内にある『壽山動物園』のことも教えてくれました。
愛用している、腕に吸い付くのが心地良い謎のカピバラぬいぐるみも披露。確かにその吸い付き具合には私も驚きました。日本にも売っているのでしょうか…?

サブカル話で盛り上がるのも定番。彼女が好きな「ゴールデンカムイ」はあいにく私がついて行けなかったですが、幸い「名探偵コナン」「君の名は。」が好きという共通項を見つけられました。新海誠作品では「天気之子」「鈴芽之旅」もお気に入りだとか。
ちなみに、コナンで好きなキャラはジンと安室透。全世界の毛利小五郎ファンには申し訳ないのですが、彼女曰く「少しバカ」と切り捨てられていました。私は好きなのだけど…(笑)。

思えば夜行バスで高雄に到着したゆえ疲労が溜まっていましたが、清楚メイドさんを中心に優しく話しかけてきてくれたことでだいぶ回復した気がします。「渋谷に服を買いに行った」と話す姿からは親日の様子もうかがえました。
皆さんも特に高鐵を使う場合は、おそらく左營で最も癒やされるスポットと言っても過言ではない可莉茉姆女僕餐廳に足を運んでみてはいかがでしょうか。


★お店の情報

アクセス:高鐵・MRT紅線左營駅徒歩5分・台鐵新左營駅徒歩3分
住所:高雄市左營區重信路577號
営業時間:平日16時30分~21時/土曜・休日12時30分~21時


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