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【台湾-39】台北・冥酩カフェ&バー~定番から珍しいカクテルまで~(第100回)


根気強く入口を探そう


こちらは西門にあるメイドカフェ&バー。同じ通り「武昌街」には、今まで紹介してきた『月讀女僕咖啡 台北西門店』『魔女學院 Witch Hat女僕咖啡廳』『Night Tour 夜巡』と、近距離に多くのカフェが軒を連ねており、激戦区の様相を呈しています。
開店は夕方16時からで、夜は23時まで。営業時間的にはメイドカフェとバーの中間にあるとも言えるでしょう。

場所は近年オープンした『DON DON DONKI 西門店』の真向かい。ただ、入口はかなり分かりにくいです。店舗がある2階へ上がる階段が、表通りから見えないのがその原因です。
さらに、見た限りではお店の看板もありません。私と友人は困惑しながら探し、数分後に建物の奥に通じる道を発見。ここでようやく屋号が見え、2階への階段を登ることができました。

本当に暗かったのでうっすらとしか見えませんが、奥に入るとお店の看板がありました。
手作り感があっていい。「冥酩」という響きが何だか甘美で妖しげです。

たい焼き味のカクテルを頂ける和風の空間


中に入ると、もうそこは「バー」とハッキリ認識できました。青白い照明が店内を照らし、和風の装飾が視覚を楽しませてくれます。
女の子が案内してくれた席は二人掛けのソファー。店内はほぼ満席といった感じで、女の子のグループも見られました。

メニューを見ると、他ではほぼ見られないアルコールメニューのオンパレード。ウイスキー、梅酒、シャンパンなどが揃っています。日本円にすると1杯1500円でなかなかのお値段。
キャストさんへのドリンク(250元~350元?)があるのは日本のコンカフェっぽい。最低消費額は500元ですが、少し飲んだり遊んだりすればすぐに到達するでしょう。

その代わりと言ってはなんですが、ドリンクやフードは大変美味ですし、キャストさんのレベルも高かったです。まず食事は、台湾名物の小籠包が賞味できます。味も何種類かあり、私達は珍しい麻辣小籠包を注文(8個で190元)。ほど良い辛さでスルッと口にできました。
ドリンクは先述した通り豊富に揃っており、せっかくなのでネーミングだけでは味が分からないメニューを頼んでみました。友人は桃の香りがするカクテル、私は…非常に甘く激ウマなカクテル。私のは、何と「たい焼き味のカクテルだよ」とのこと。こんなのが世の中にあるとは…。このバーは、”日本人の我々が知らない日本”を熟知しているようです。

桃のカクテルとたい焼きのカクテル。注文する時は梅の枝を竹筒に差しましょう。
日本でもこんな上品に注文したことはありません。ちなみに普通に呼んでも来てくれます(笑)。「酔うたい焼き」と銘打たれたたい焼き味のカクテルは、水戸の明利酒造が製造しています。
とても好吃な麻辣小籠包。サイズ感も丁度良く、酒のつまみにもピッタリです。

キャストさんは美女からイケメンまで数人がいらっしゃいました。背の高いイケメン執事は女の子のグループに。注文の仕方などに戸惑っていたら優しく教えてくれました。日本人の我々に気を遣ってくれたのか、席に来てくれた子は日本語が上手なツインテ女子でした。
この子が凄かったです。容姿も大変可愛いのですけど、特筆すべきは日本語力の高さ。上手いという次元ではなく、もうほとんどネイティブの日本人女子と話している感覚でした。大学生だと話す彼女、すぐにでも日本企業で活躍できるのではないかと思いました。
これまでに東京、京都、大阪、神戸、沖縄を訪れたことがあるといいます。スペックが高いのみならず、日本を好いてくれているようでうれしい限りでした。また、博識の台湾人女子…いや日本人女子でも、千葉といえば「TDR!」と反応が来るのが大半ですが、この子はピーナッツが名産だということを知っていました。地理の授業で習ったとか。千葉県民として誇りに思います。

もちろん、チェキ(200元)もこの子と撮ってもらいました。撮影は店内奥のステージで。訪れた時はちょうどキャンペーンということで、スマホでもツーショットを撮影して頂けました。何とも粋なサービスではないでしょうか。
料金を見て少したじろいだのは正直事実ですが、居心地が良く2時間ほど滞在。日本のコンカフェに慣れている方も、ここに来たら少し新鮮な気分が味わえると思います。


★お店の情報

アクセス:MRT西門駅6番出口徒歩4分
住所:台北市萬華區武昌街二段65號2樓
営業時間:平日16時~23時


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