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【台湾-18】台北・蕾娜希塔女僕咖啡廳~住宅街の片隅にあるお洒落カフェ~(第64回)


普通に散策していたらきっと見つからない


台北の街には10軒以上の女僕咖啡(メイドカフェ)があります。その多くは大通り沿いに店舗を構えていますが、観光客目線で見ると中には「なぜこんな場所に?」と考えてしまう立地にあるお店も。
そこにメイドカフェがあると知らなければきっとスルーしてしまう…例えば、住宅街のど真ん中にカフェがあったりも。今回紹介する『蕾娜希塔女僕咖啡廳』もそのうちの一つです。駅でいうと最寄りはMRT文湖線の科技大樓駅。そこから徒歩5分弱の住宅街の中に、楽園が存在します。

辺りは住宅街といえども、何やらお洒落なレストランが数軒立ち並ぶ一角。なるほど、地元の方には人気のエリアなのでしょう。
女性の後ろ姿が描かれた、一見するとメイドカフェとは思えないお洒落な看板(「RINASCITA MAID CAFE」=蕾娜希塔女僕咖啡廳の英訳、と記載されています)が目に飛び込んできました。まさかこんな場所にあるとは…台湾女僕咖啡、油断なりません。

前知識がなければ通り過ぎてしまいそうな、お洒落な看板と店構え。マンションの1階かな?

中に入ると、驚くことにほぼ満員。皆さん知っているのね…台湾オタクさんの情報網は凄まじいものがあります。
30人ほど入れそうな店内は内装がシンプル。賑やかでアットホームな雰囲気です。日文学習中だという女の子を含め、メイドさんは4~5人いらっしゃいました。この日は「ポリスデー」ということで、皆さん手錠やピストルなど小道具を持ち、警察官コスプレできめておられます。

メニューはお馴染みのパスタオムライスをはじめ多彩。チェキは多くのカフェと同じく、当日チェキが200元、宿題チェキは250元です。ポリスデーのため、逮捕、射殺されそうなポーズで撮影していたお客さんもいました。
大賑わいだったのでそこまで多くコミュニケーションが楽しめたわけではないのですが、日文が理解できる子2人、また英語で1人と会話ができました。

ティラミスが疲れた身体に癒しを与えます。リクエストしたドラえもんも描いてくれました。
ところで「RINASCITA」はリナーシタと呼び、イタリア語で「再生、復活、復興」の意味だとか。

大阪に1年留学していたという子は、日本語のカタコト具合といいとても素敵でした。別のメイドカフェに❝推し❞がいると言います。別のカフェにお気に入りのメイドさんがいる…この辺は日本のコンカフェの女の子と事情が変わらないようです。
英語で話した子は、過去東京と熊本に来たことがあるとか。熊本とはややマニアックだな(失礼)と思っていたら、福岡に友人がいらっしゃったそうです。終盤話した子は、TDRとUSJを訪れたことがあるようでした。なるほど、訪日経験は結構皆さんあるものですね。

デザートやドリンクはどれも美味しく、歩き回った身体にしばし癒やしを与えてくれました。お会計の時は「イチ、ニ、サン、ヨン…」と可愛らしく数えてくれたりも見逃せません(笑)。最後は勢揃いで見送ってくれました。「リナーシタ」、確かに心も身体も再生された気がします。


★お店の情報★

アクセス:MRT科技大樓駅徒歩3分
住所:台北市大安區和平東路二段175巷46 號1樓
営業時間:平日13時~21時30分 土曜・休日13時~22時


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