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障害者手帳 後編

タクシー乗務員だった時にお客様から教えて頂いた「エピソード」をご紹介します📝

「むやみに見せるな」

タクシーの障害者割引

乗務員になるまでは、料金が割引になることを知りませんでした。

タクシーを利用する際に、手帳を所持していることを申告すると、メーター料金が1割引きになります。

東京駅付近から初老の紳士がご乗車されました。送り先は東部のとある街までです。

走り始めると、「障害者手帳を持ってます」「かしこまりました」と返事をして、タクシーメーターの障割ボタンを押します。忘れることがあるので、申告いただいた時点で押すように心掛けていました。

「手帳って見せなくてもいいんだよね?」「以前はご提示をお願いしておりましたが、最近は申告だけで良くなりました。」

私が乗務を開始した時点では、「障害者割引を適用するには手帳をご提示頂く」という社内ルールになっていたと認識しています。

その後、「手帳を持っていることを申告することで障害者割引を適用する」とルール変更があり、会社に確認したところ、区によってルールが違っていたのが統一されたとのことでした。

その経緯をお客様にお話しすると、「手帳は個人情報だからむやみやたらと人に見せる物じゃないんだよね」同感です。

そのお客様がおっしゃるには、障害者手帳を持っている人は特に、特殊詐欺の被害者が多いとのこと。

電話で「〇〇さんですか?〇〇さんは△△障害の1級をお持ちですよね?」と聞かれて、それが当たっていると信用してしまい、被害にあってしまう。というお話でした😖

「だからむやみに見せる物ではないんだよ。手帳を見せるのはタクシーか新幹線に乗る時くらいだからね」

ちなみに、JRで割引が受けられるのは、「身体障害者手帳」「療育手帳」で、「精神障害者保健福祉手帳」は対象外です。詳細は『障害者手帳前編』をご覧ください😊


障害者手帳を提示する時は

まず提示の義務があるかどうかを確認することをおすすめします。
申告ですむ場合もあります。

また義務がある場合でも、中を見せずにカバーの表紙を見せるだけですむ場合も多いです。

(タクシー料金に障害者割引が適用されるかどうかは、営業区域やタクシー会社によって異なりますので、乗車時にご確認下さい。)

「かわいいフリー素材集 いらすとや」より

会計時は領収証を確認

私が勤務していた会社の営業区域は東京23区・武蔵野・三鷹市でした。

初乗り運賃は、1,052mまでは420円。障害者割引を適用すると40円割引され、380円になります。(2022年10月2日現在)

ただ、タクシーメーターの障割ボタンを押すタイミングによっては、領収証には障割40円と印刷されていても、合計金額が420円のままになっていることがあります。

その場合は割引が適用されていませんので、必ず領収証で確認することをおすすめします。

障害者手帳を生活の中で上手に活用して頂けましたら幸いです🥰

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。Lovely!❤ ポテチ



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