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ヘルプマーク
台風の影響で電車が遅延して、停車する度にお詫びを告げるアナウンスが流れる。
あいにく席はすべて埋まっていて、ドア近くに相方と立っていた。
目の前の女性が辛そうに上体を倒す。とっさに「大丈夫ですか?」と声をかける。「イヤホンしているから聞こえてないよ」と相方が言う。そう思うなら、同性として肩を軽くポンポンとして伝えればよいと思う。日本人はシャイな人が多くそれがなかなかできないのだろう。
イヤホンを外したのでもう一度「大丈夫ですか?ご気分が悪いですか?」と声を掛けてみた。「次の駅で降りますから大丈夫です。」と。
周囲を見渡すと「優先席」に座るカップルが心配そうに見ていた。
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ヘルプマークとは?
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
(東京都福祉保健局のヘルプマークのページより一部引用。)
ヘルプマークの歴史
「ヘルプマークの生まれは2012年。右脚に人工股関節を入れる東京都議会議員の山加朱美が、『外見から障害者と分からない人は、日常生活でさまざまな不便を強いられている。統一マークを作り、理解促進を』と提案したところから生まれました。
デザインは、博報堂デザイン社長の永井一史さんが手掛けており、『道路標識のように、見ただけでコミュニケーションできるデザインを』と発信力のある赤をベースに、白の十字とハートを組み合わせて作られています。製品化にはプロダクトデザイナーの柴田文江さんも参加しています。
《東京新聞 2017年1月12日刊より一部引用》
ヘルプマークが利用できる対象者の一例
「義足や人工関節を使用している方」
「内部障害【心臓機能障害、腎臓機能障害、呼吸器機能障害、肝臓機能障害、膀胱機能障害、直腸機能障害、小腸機能障害、免疫機能障害(HIV)など】や難病の方」
精神障害「知的障害、統合失調症、うつ病、双極性障害、気分障害、パニック障害、不安障害、性機能障害、薬物依存症の方など」
発達障害【ADHD(注意欠陥障害、多動性障害)、自閉症など】の方
妊娠初期(〜妊娠4ヶ月)の方
対象者の疾病や症状にはとくに制限は設けていないようです。
また、ヘルプマークを受け取る時には、申請書や証明書等は必要ないようです。自治体によっては、郵送もして頂けます。(要確認)
必要な方でまだお持ちでない方は、各市町村に問合せをしてみて下さい。
東京都在住の方は、「東京都 ヘルプマーク配布」で検索。
「ヘルプマーク」を見かけたら
電車やバスの車内などで「ヘルプマーク」をカバンなどに付けていて、困っていそうな状況でしたら、恥ずかしいかも知れませんが、声を掛けてあげて下さい。
「何かお手伝いしましょうか」
「どうぞ座って下さい」など。
災害時には安全に避難できるように支援をお願いします。
みんなが積極的にヘルプマークの方に声を掛け合える、そんな社会になってほしいと願っています。私も見かけたら、積極的に声を掛けていきます。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。Lovely!❤ ポテチ