いつの間にか…
小学校からの親友がいた。
一生、付き合っていくと思ったいた。
彼女の家庭環境は複雑で、
私の家はややネグレクトだったと思う。
お互いが相手の辛さを少しだけわかっていて、
いや、わかっていなくても
わかりたいなーって思っていた。
話すと元気が出た。
心の支えだった時期があった。
大切な友達、だただた彼女が好きだった。
彼女とは小学校のとき知り合ったが、
転校し遠距離になってしまった。
あまり会えない期間もあったが
お互い連絡を取り合い、
近況報告から始まり、たわいも無い
世間話をしたり、大人になるにつれ
恋愛の話もするようになっていた。
私は26歳で結婚した。
私が28歳くらいのときだった。
また彼女から電話がきた。彼氏の話だ。
今は働いてないという彼氏。
バイトしながらサーフィンをして
日々過ごしているという彼氏。
彼女は相当好きなようで、
頻回に私に相談してきていた。
私は毎回毎回、
彼にそこそこひどいことをされている彼女が
なんでそんな彼がいいのか
わからなくなっていた。
真剣に聞けば聞くほどに腹が立ってきた。
『他にもっといい人がいると思う。』
嫌な気持ちにさせてしまうのは
わかっていたけど、言ってしまった。
彼女が心配だった。
しばらくして、彼と別れたことを聞いた。
そして、人生を変えるために
オーストラリアに行くと言う。
彼女は英語を頑張って勉強していた。
だけど私は理解できなっかった。
だから、心から応援して送り出して
あげることはできなかった。
32歳だったか、彼女から結婚したと連絡が来た。
嬉しかった。おめでとう!って。
しばらく振りに会う彼女は私に言った。
『結婚したよ。私のこと、
結婚できない奴って思ってたよね?
結婚したら、絶対言ってやろう!って
思ってた。』と言われた。
何を言っているのか分からなかった。
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彼女は悪くない。でも私も悪くない。
悲しいけど、時は流れ、彼女は変わった。
私も変わった。
それぞれのベクトルは
とうに違う方向に進んでいたことに
今まで気づけなかっだけだ。
いつの間にか…
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