ぼんやり

1984年7月生まれの男性です。東京育ち。銀行→不動産管理→電機メーカー→タイヤメーカ…

ぼんやり

1984年7月生まれの男性です。東京育ち。銀行→不動産管理→電機メーカー→タイヤメーカーと3回も転職して、人事の仕事をしています。(過去にはFP、総務・システムも担当) 趣味は、読書、ラジオ視聴、野球観戦、お笑い全般です。 本の個人的な感想等をメモ程度に書いていきます。

最近の記事

読書メモ:絶対役立つ社会心理学

基本情報『絶対役立つ社会心理学 日常の中の「あるある」と「なるほど」を探す』 藤田哲也 監修  村井潤一郎 編著 2018年10月30日 大学時代に「投票行動」の講義を取っており、合理的に考えると「人が投票に行くことを説明できない」ということ(投票することで合理的に得られるメリットがないため)を習っており、その解として社会心理学的アプローチで研究がされているというところまで講義で聞いており、続きが気になり手に取った一冊。 内容的には、社会心理学に触れたことがある人に向けに

    • 読書メモ:精神科医が語るHSP・心の病と”生きづらさ”

      基本情報『精神科医が語るHSP・心の病と”生きづらさ”』 南青山アンティーク通りクリニック院長/精神科医 福西勇夫 2021年12月22日発行 小さい頃から私自身が怒られることも人が怒られるのを見るのも苦手で、極力避けており、HSPではないかと思い手に取った一冊。 具体的な事例を挙げながら、HSPや生きづらさを解説していく本書。 構成 第1章 HSPも生きづらさの原因のひとつ 第2章 HSPを細かく整理するトライアル 第3章 心の病とHSP 第4章 生きづらさを和らげる

      • 読書メモ:お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで

        基本情報『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』 ラリー遠田 2021年4月30日発行 小さい頃からお笑い・バラエティ番組が大好きで、関連するような本も大好きで久々に評論っぽい本を読みたいと思い手に取った一冊。 戦後のお笑いの歴史を世代で区切り、その世代を代表する芸人を通して解説していく本書。 世代の区切り方は、後半の第五、第六世代は若干気になる点はあるものの大きな違和感はないが、世代を代表する芸人については、それぞれ選んだ理由が述べられている。 構成 はじめに お笑

        • 読書メモ:データサイエンス「超」入門

          基本情報『データサイエンス「超」入門』 松本健太郎 2018年9月30日発行 最近だと「データサイエンス」に興味があり、また、大学時代に統計学の講義を受講していたこともあり、「データを正しく読み解く」ことを意識しており、手に取った一冊。 内容としては、「超」入門ということで学術的な入門書ではなく、具体的な事例(訪日外国人数、政権支持率等)を取り上げて、関係するデータの見方、読み時を解説されている。 細かい話だが、横書きで書かれている。 構成 00.バイアスだらけの私にリ

        読書メモ:絶対役立つ社会心理学

          読書メモ:ビジネス教養としての最新科学トピックス

          基本情報『ビジネス教養としての最新科学トピックス』 茜 灯里 2023年10月11日発行 最近社会科学系に偏って読書していると思い、理科系が正直得意ではないが、理解できそうな本として手に取った一冊。 ニューズウィーク日本版Webに掲載された科学コラム「サイエンス・ナビゲーター」を改稿してまとめられている。 構成 第1章 宇宙 第2章 医療 第3章 地球・環境 第4章 生物 第5章 アートとテクノロジー  感想 最新科学トピックスということで、宇宙、医療からアートとテ

          読書メモ:ビジネス教養としての最新科学トピックス

          読書メモ:ネットフリックスVSディズニー

          基本情報『ネットフリックスVSディズニー ストリーミングで変わるメディア勢力図』 大原通郎 2021年3月18日発行 新型コロナが流行った時期にネットフリックスを一度契約し、いわゆる動画配信サービスを利用するになり、ディズニー+を契約するかどうか悩んでいた時期があり手に取った一冊。 内容としては、ネットフリックスがどうやって成長していき、それに対して、ディズニー側がどのようにストリーミングに舵を切るようになっていったのかを主軸にまとめられている。 途中、アメリカのローカル

          読書メモ:ネットフリックスVSディズニー

          読書メモ:ピープルアナリティクスの教科書

          基本情報『ピープルアナリティクスの教科書 組織・人事データの実践的活用方法』 一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会 著 北崎茂 編著 2020年5月30日発行 かれこれ人事の仕事、特に労務を中心に13年近くやっており、今後のキャリアや昨今の人事トレンド(ピープルアナリティクス、タレントマネジメント、健康経営等)にもアンテナを張っており、興味があり手に取った一冊。 「教科書」というだけにピープアナリティクスの基本から活用方法、また、組織構築、そして、具体

          読書メモ:ピープルアナリティクスの教科書

          読書メモ:ゲーム理論入門の入門

          基本情報『ゲーム理論入門の入門』 鎌田雄一郎 2019年4月19日発行 大学時代の講義で「ゲーム理論」はあったもののよくわからず難しそうに感じたため、履修しなかったのだが、他の講義で「囚人のジレンマ」をならない、それ以来興味があったため手に取った一冊。 ちなみに「囚人のジレンマ」は、囚人が二人いたとし、お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなるという理論である。詳細は、以下をご参照頂きたい。

          読書メモ:ゲーム理論入門の入門

          読書メモ:ドイツの女性はヒールを履かない

          基本情報『ドイツの女性はヒールを履かない』 サンドラ・ヘフェリン 2023年7月20日発行 いつの頃からは覚えていないが、「ドイツ」という国が好きになり、ドイツ文化に興味があり手に取った一冊。 ゴルゴ13で、冷戦時代のドイツでの出来事を描いた回があり、今もなお当時の東ドイツ側のスパイ活動をしていたことがわかると公表するような仕組みがあるようで、ドイツ人の真面目さを改めて感じる回があった。 国として第二次世界大戦を反省する姿勢など非常に感銘を受けたことがあり、そのあたりから

          読書メモ:ドイツの女性はヒールを履かない

          読書メモ:気が小さくても立場を悪くせずとも職場のアホを撃退できる都合のよすぎる方法

          基本情報『気が小さくても立場を悪くせずとも職場のアホを撃退できる都合のよすぎる方法』 イェンツ・ヴァイドナー 著 片山 久美子 訳 2018年9月4日発行 「ぺぺロ二戦略」を使い、言いたいを我慢せずに伝える攻撃性を身に着けることで、ただのいい人で終わらないように様々な戦略がまとめられている本書。 構成 序章  いい人をやめる必要はない。ちょっと変わればいいだけ 第1章 ストレスは無理して抑えるな。むしろ従った方がいい 第2章 攻撃性のうち9割は、発動させてはならないもの

          読書メモ:気が小さくても立場を悪くせずとも職場のアホを撃退できる都合のよすぎる方法

          読書メモ:東京都知事列伝

          基本情報『東京都知事列伝 巨大自治体トップは、何を創り、壊してきたのか』 青山佾 2020年3月15日 都知事選が7月7日投開票ということで、過去の都知事の政策等に関して勉強したいと思い手に取った一冊。 著者の青山さんは、1967年から都庁で勤務され、1999年から2003年までは石原知事のもので副知事を務められた方で、自治体職員の立場から見た歴代の「都知事」に関してまとめられている。 構成 序章  都知事の条件 第一章 安井誠一郎 第二章 東龍太郎 第三章 美濃部亮吉

          読書メモ:東京都知事列伝

          読書メモ:死ぬときに後悔すること25

          基本情報『死ぬときに後悔すること25』 緩和医療医 大津秀一 2013年10月1日発行 今年の1月から4月中旬まで仕事を休んでしまったこともあり、早めの「定年退職後」の過ごし方の感覚もあり、「何をして過ごせばいいのか?」(実際に主治医に聞いて、若干困らせてしまった)ということの参考になればと思い、手に取った一冊。 ちなみに主治医には、「休んでください」と言われた。復職直前は、午前2時間、午後2時間机に向かうように言われたが、「適応障害」だったため、仕事から離れれば気持ちも

          読書メモ:死ぬときに後悔すること25

          読書メモ:独裁体制から民主主義へ

          基本情報『独裁体制から民主主義へ 権力に対抗するための教科書』 ジーン・シャープ 著 瀧口 範子 訳 2012年8月10日発行 実際に番組を見ることはできなかったが、「100分de名著」で取り上げられていたのを知り、興味がわき当時すぐに図書館で貸し出し予約をしてやっと読めた一冊。 構成 第1章 独裁体制に直面することの現実 第2章 交渉に潜む危険性 第3章 政治的な力は何に由来するのか? 第4章 独裁政権にも弱みがある 第5章 力を行使する 第6章 戦略計画の必要性 第

          読書メモ:独裁体制から民主主義へ

          読書メモ:アフターコロナの都市計画

          基本情報『アフターコロナの都市計画』 石井良一 2021年3月10日発行 現在、東京に住んでおり、近隣地域で再開発や道路整備等の話があり、地域住民の反対が起こっており、「都市計画」に興味があり手に取った一冊。 2021年に発行されており、新型コロナ流行中で実際にはアフターコロナ前に書かれている。 現行の都市計画に関する各法律、地方で実際に起きている危機、そして、石井さんの提言がまとめられている。 構成 第1章 アフターコロナ時代に都市はこう変わる 第2章 地方で生じて

          読書メモ:アフターコロナの都市計画

          読書メモ:小説みたいに楽しく読める脳科学講義

          基本情報『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』 大隅典子 2023年8月15日発行 社会科学系、エッセイを読むことが多く、たまには理系の本を読もうと手に取った一冊。「脳科学」について、図やコラムを挟みながらまとめられている。 構成 第1章 脳の構造と機能のおはなし 第2章 さまざまな動物の脳と脳をつくる細胞のおはなし 第3章 脳の発生のおはなし 第4章 脳の発達と老化のおはなし 第5章 脳科学研究のいま 感想 脳の構造やどうやって機能しているか、また、動物(ラットが

          読書メモ:小説みたいに楽しく読める脳科学講義

          読書メモ:その落語家、住所不定。タンスはアマゾン、家のない生き方

          基本情報『その落語家、住所不定。タンスはアマゾン、家のない生き方』 立川こしら 2019年1月30日発行 立川流真打の立川こしら師匠のエッセイであり、弟子の立川かしめが大学時代のサークルの後輩ということもあり、手に取った一冊。 こしら師匠が、どのようにして定住の家を持たず生活するようになったのか、また、志らく師匠に弟子入りし、どうやって前座時代を乗り越え(立川流は、入門する際に弟子が一門会費を払う)、真打になり現在に至ったのかが落語家らしい軽妙な語り口で書かれている。 (

          読書メモ:その落語家、住所不定。タンスはアマゾン、家のない生き方