神様と小鉄の内緒の話
カエル
ドタバタ、ドタバタ、ウロウロ、ウロウロ
なんか、宮司さんが慌ててる どうしたのかな❓
あれれ⁉みんなもドタバタ、ドタバタ、ウロウロ、ソワソワ。
あ~あ 朝からうるさいなあ~
「小鉄、お父ちゃんの・・・・・見なかった❓どこに置いたか忘れたんだ⁉」
おいらは首をかしげて宮司さんを見た。
「小鉄はわからないかあ~」と言いながら頭を撫でてくれた。
おいらは宮司さんが大好き!!「なくしものか~」
おいらの住んでいる所にはたくさんの神社があって、色々な行事があるんだ。
今日は隣町の神社で祭り事があって宮司さんたちは
その手伝いに来ている。
おいらも、来ちゃった‼
ちょっと散策
うちと違う匂いがする。
とても、いい風が吹いている。
あれ!カエルさんがいる。
ここの神様を守っているのは、カエルさんか~
「カエルさん、宮司さんの無くしものがかえってきますように」
雨が静かに降る夜、カエルの声で目が覚めた。
外を見ると、お金をくわえた数匹のカエルが座っていた。
話を聞いてみると
「うちの神社のカエルさんが、・・・・・したいんだって」
「おいらたちも、カエルさんと・・・・・・したいんだ」
「そうかあ~ おいらの願い事叶えてもらったから
わかった!頼んでみるよ」
「神様、お願いします。」チャリン、ガラン、ペコペコ
梅雨の季節。
夜になるとカエルの声が聞こえてきた。
「あしたは雨か~」
ケロケロ、ゲ~ロ ゲ~ロ ゲロゲロ
「あれれ?いつもと違うカエルの声だ。」
ケロケロ ケロケロ
カエルの声は雨の音と一緒になって、一晩中聞こえていた。
ゲ~ロ ゲロゲロ ゲ~ロ ゲロゲロ
「私たち、カエルたちと鳴いてみたいのじゃよ」
[おれたちも、石のカエルさんと鳴いてみたい」
願いが叶って本当に良かったね。
「でも、もう雨はたくさんかな~」
「そうだな~小鉄」
(。´・ω・)ん? 今、声が聞こえた?????
神様⁇
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