ドイツの物語りの舞台になった場所の訪問
1984年にドイツのハンブルクにいる妹のところへ行くため生まれて初めて海外旅行をしました!!
滞在中に「グリム童話」の「ブレーメンの音楽隊」の舞台になったブレーメン行きました。確かハンブルクからは1時間ほどの汽車の旅でした。ブレーメンは石づくりの町との印象を受けました。市電が日本流にいえば2両編成(連接車)で走っておりました٩( ''ω'' )و
ところで『グリム童話』は「ヘンゼルとグレーテル」や今回の「ブレーメンの音楽隊」など、特に少し年配の方ならば子供のころに一度は読んだであろう数多くの童話がおさめられた童話集です。
その童話集を編集したのが、ドイツの文学者であり言語学者であったグリム兄弟✨
そこで「グリム童話」とはグリム兄弟が編纂(多くの材料を集めて整理し書物にまとめること)した「ドイツの昔話集」のことということになります。
グリム童話というとグリム兄弟が創作した童話と思われがちですが、実はグリム童話とは、昔からドイツに伝わる物語を集めてまとめた童話集なのですね。
では、そんな童話集を編纂したグリム兄弟とはどのような人物だったのでしょう。
ヤーコプとヴィルヘルム:グリム兄弟は文学者
最近ではモンスト(モンスターストライク)などのゲームソフトのキャラクター「伝説の童話王 グリム兄弟 (獣神化)」として知っている、という方も多いかもしれません。
ただ、今回この記事でご紹介するのは、プラズマ攻撃を連発するグリム兄弟ではなく、グリム童話を世に広めたドイツの文学者であるグリム兄弟です٩( ''ω'' )و
グリム童話を編纂した「グリム兄弟」といえば、一般的には、
兄のヤーコプ・ルートヴィヒ・カール・グリム(1785年~1863年)と、
弟のヴィルヘルム・カール・グリム(1786年~1859年)を指します。
グリム兄弟は男5人、女1人の6人兄弟であったと伝わっていますが、グリム童話の編纂を行ったのはヤーコプとヴィルヘルムのふたり。
弟のルートヴィッヒ・エミール・グリム(1790年~1863年)が挿絵を担当したことがあるため、この3人を「グリム兄弟」と称することもあります。
グリム兄弟の父親は法律家で、実家は裕福であったと伝わっていますが、幼いころに父を亡くしてからの生活は苦しかったようです。
苦学の末に大学を卒業し、古代ゲルマン文学をはじめとする数々の伝説や寓話を研究し始めたヤーコプとヴィルヘルムは、1800年の初め頃から少しずつ、ドイツの昔話の調査収集を始めていました。
大学教授・図書館司書:数多くの文学に携わるグリム兄弟
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